ピースメーカー 皆川亮二

毎回様々な世界感で読者を引き込んでくれる皆川先生のアクションマンガです。

過去に宝石をテーマにしたADAMAS,乗り物をテーマにしたD-LIVE
特種能力をテーマにしたARMSと色々やってきましたが
今回のテーマはアクションの巨匠があえて挑んだ基本テーマ
「武器」が今回のテーマとなっています。

主人公はリボルバー拳銃を使う天才銃士
キャラクター的にはいつものテンプレートで
普段はのほほんとした主人公がここ一番で大活躍という
皆川作品お約束の主人公です

皆川先生の作品を読みなれた方であれば正直作品に関しては説明不要です
本当にいつもどおりの作品です
ただワンパターンですが相当にレベルの高い作品です
皆川先生が好きな方であればまちがいなくお勧めですが
苦手な方にはお勧めできない作品です

ちなみにワンパターンと書きましたが作品のラストは通常の」民側作品とかなり異なります。
今回のテーマは「武器」と書きましたが
つまるところ武器は戦争の道具なのです
その戦争がこの作品のもうひとつのテーマです
そして戦争とは誰か一人を倒せばそれでおしまいということではなく
何をすれば戦争という怪物を倒せるのか
そういったテーマのため通常の皆川作品のように
ラスボスを倒しておしまいというわけではありません
そこがこの作品の魅力です。
皆川作品飽きてきた人は読むことお勧めします。

また、この作品は通常の皆川作品と大幅に違う点がひとつあります。
それは作品中に世代交代が行われる点です
通常の皆川作品では現役世代とその先代で明確にたちまわりにラインを引いています
しかいこの作品ではそのラインが何度も崩れます
そういう意味ではワンパターンの皆川作品ではありますが
明確にそれまでの作品から一皮向けた作品ではあります
是非ご一読を

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