ラーメン発見伝 河合単

独立を目指すラーメンが趣味のサラリーマンのラーメンにまつわる物語です。

単純なラーメンの味、ラーメン文化について、ラーメンに限らずビジネスについて
どの話しも非常によくできておりお勧めの作品です。

私が特に印象に残った話を紹介いたします。

17巻148杯(話)
老舗のラーメン店が代替わりしていって
新しく代替わりをしたときに店の経営に疑問をもち
確認していくと、従業員に問題があり
それを解決していく話しです

その従業員の問題というのが
仕事を一切変革したがらないという点だ
何か仕事をしている時に仕事の効率性や時代の変革を考えて
色々と仕事のやり方を変えるように提案したときに
どのような職場でも必ず、仕事の変革を極端に嫌う人間がいる
大体、仕事の変更によるリスクをあれやこれや言ってくる人間がいる
実際には、彼らの本音はそういったことではなく
ただ仕事を変えるのが面倒なだけで
今のことを黙々とやっていけばいいとだけ思っているのだ
人間は常に成長していくので
新しいこと少しもやろうとしないのであれば
どんどん自分の価値が下がっていく
そのことを理解せずにいる人間がいる
そういう人間ほど、社会が悪いと愚痴をはく
そんなことを痛烈に感じさせるいい話であった

こんなビジネス的な話しも多くあり、かつ質も高いので
ラーメン好きでなくても是非読んでほしい

 

 

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