エデンの檻 山田恵庸

本日はマンガのレビューです。

対象の作品はマガジンにて2008年から5年程度連載をしていた
エデンの檻というサバイバルマンガです。

簡単にストーリーを説明すると
修学旅行の帰りの飛行機に乗っていた高校生を中心にした乗客が
飛行機事故で遭難をし、謎の無人島でサバイバルをしていく。
火お越し、食料調達、水の調達といった単純なサバイバル要素は少なく
それよりも謎の島にでてくる、絶滅動物とのバトルと
島に置ける謎解きがストーリーの中心になっています。

作品のできは非常にいいです、格キャラクターも魅力的
絵は若干軽いですが安定しており見やすいです。
特にこのマンガが優秀なのは島の謎を解く複線がバランスよく配置されており
島を色々探索していく中で20巻も続くのに大きい雰囲気はぶれずに最後までいってくれます。

ここから先の感想はネタバレとなりますので自己責任で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このマンガを私は高く評価しています
一番の評価ポイントはラストのまとめ方です
これは世間的には賛否両論あるようですが
本当にいいラストとなっています。

ストーリー上メインの謎、
何故謎の島に漂流したのか
島の絶滅動物は何故いるのか
一体誰が仕組んだことなのか
マンガ上ではこの三つの謎は1つしか解き明かされません
また、1巻から多くの複線がありましたが、多くの複線は改修されずじまいでした
優秀なマンガは読んでいるときだけでなく
読み終わった後にいかに想像できるかが鍵になるかと思います。
その読者の想像力をうまく思い起こさせるラストでした

ラストのストーリーを簡単に説明すると
主人公達の遭難した飛行機は実は周りから一切発見されず
残された家族は絶望のふちにたたされます
その絶望の中、弔いをかねて主人公達のお墓代わりに
主人公達が失踪したポイントに人口島を作成し
遺伝子操作した生き物達を放ちました
その島の未来に主人公たちは存在していました。
その真実に築いた主人公たちはその真実を知った上で島からの脱出を試みるところで終わります。

主人公はタイムスリップして未来にいったのか
それとも技術によるクローンだったのか
島は荒廃していいたが、何故荒廃していたのか
世界はどうなってしまっていたのか
そこらへんの謎は一切解き明かしません

考察サイトも何個も発見されるぐらい皆想像力をかきたられるラストでした
ここまで読んだ方はあえてこの後新規で買うことはないかと思いますがお勧めの一冊です。

 

 

 

 

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