以前にも書いたが、最近のマンガがつまらなくなっている傾向にある
その理由は、どの漫画も主人公や各キャラクターが妙に物分かりがよく
まるでサトリ世代のような理路整然としたキャラクターばかりになっているからだ
別にサトリ世代の生き方を批判するわけではないが、
マンガというフィクションの世界で、理路整然と行動を起こされても
盛り上がりにかけてしまう。
例えば、恋愛マンガであれば、よくあるパターンで
実は相思相愛の男女が、勘違い、すれ違いで、くっつくまでに
ごちゃごちゃと歯がゆい流れを楽しむ作品で
実際の恋愛も単純にうまくいけばいいのに、色々とねじ曲がっていまう
また、実際にも漫画でも、普段は冷静な人でも
こと恋愛になると、冷静さを失って、合理的でない行動をとってしまう
これが恋愛のだいご味というものではないだろうか
それに対して、妙に物分かりのいい、冷静な人たちが淡々とドラマを進めても
いまいち面白みに欠けるというものである
と思っていいたところ、ジャンプである二つの面白マンガを見つけた
「チェンソーマン」と「鬼滅の刃」の二作である
どちらの作品も近年まれにみる、ジャンプとは思えないぐらい
人の欲望というものをうまく表現できている
細かくは、別途書いていこうと思うが
例えばチェンソーマンの主人公の一時期の目的は
ただおっぱいをもむことだけに命をかけて魔物と戦っていく
人間の欲望をうまく描いて、がむしゃらに生きていく人たちが戦っていく
鬼滅の刃は大筋のストーリーと主人公の行動こそ、
あまり面白みのない話であるが、出てくるキャラクターの
一部が、異様に濃いキャラクターをしており、
特に主人公メンバーの「我妻 善逸」というキャラクターがいるのだが
このキャラクターが欲望に忠実で、恐ろしい怪物と戦う前に
ひたすら泣き言を言い続ける
まるでゴーストスイパー美神の横島忠男のようである
こういった作品に人気が出ているのを見ると
やはり、世の中はこいった作品を求めているのだなと
自分の感性に自信がでてくる