デトロイト・メタル・シティ 若杉 公徳

メタル界を舞台にしたギャグマンガです

普段はおとなしい青年の主人公
だがメタルの舞台に上がりクラウザーと化すと
性格が激変し恐ろしく凶暴になる

主人公がよく普段のときにキモイと
罵声を浴びせられるシーンがあるのですか

私も一度そういったごぼう男を見たことがありますが
本当にぶん殴りたくなってきます
そのキモサを非常にうまく表現できています

実写映画もありますが松山ケンイチさんは
イケメンすぎてそのキモサを表現しきれていませんでしたが
このマンガでは結構ぶん殴りたくなる感じになってました

そういった主人公の素も面白く
クラウザーさんのハチャメチャ振りも非常に爽快ですが

実は一番面白いのはクラウザーさんのファンで
「ああーあれはクラウザーさんの48のポリ殺し非情なるギターだー」
のようなわけのわからん解説をのたまうのが見所のひとつです

しかも作者は強烈なキン肉マンファンでところどころに肉ネタが隠れているので
キン肉マンファンにもお勧めの1冊です

サムライジ 山田秋太郎 倉田英之

サムライのアクションバトルマンガ

21世紀でもサムライの世界が続いていたらという世界感で
国家転覆(?)をもくろむ悪党と主人公が戦います
と設定を書きましたが

このマンガ設定とかストーリーとかどうでもいい
とにかくキャラクターが滅茶苦茶
やりたい放題暴れ放題
佐々木小次郎や服部半蔵など歴史上の有名人物が暴れ放題

正直言ってみてる途中で
何いってんだこいつ・・・・
といった感じになってしまうかもしれません

ただ熱いノリが好きな人は間違いなくはまります
4巻で終わってしまいますが間違いなく物足りないでしょう

最後はGガンダムのようなラストで終わります

 

巨乳ハンター 安永 航一郎

この漫画を買ったときはタイトルだけにひかれて買ったのですが
お色気シーンはほとんど無しです
多少はありますが期待して買うのは止めましょう
基本ギャグマンガです

ストーリーは胸の貧しい女の子が
巨乳に嫉妬して襲いまくる話です

これを買う人はだいたい巨乳好きでしょうから
主人公に対して申し訳ない気持ちを抱いてしまうでしょう

最近ロリとか貧乳好きを誇示する人がいますが
なんだかんだいって男は巨乳好きが多いので

女性で胸の貧しい方はスカっとするマンガでしょう

 

ZMAN 西川 秀明

ガンガンに掲載していたバトルマンガです
展開はベタで絵も荒いですが
勢いは相当なマンガです

とにかくキャラクター、設定ともに熱いものが多いです

主人公達ももちろんのことながら
敵の面々も熱いキャラが多いです

全11巻とまとまりもよく話もスッキリまとまっているので
お勧めのマンガです

 

兄ふんじゃった! 小笠原 真

サンデーにて連載していたギャグマンガ
兄と弟の掛け合いが面白いです

作者のデビュー作なので
作風がまったく安定していないです
逆にギャグマンガなのでそれがあきが来ないと思いきや

1話のページ数が少なく
作者の引き出しもすくないので
全8巻の間には飽きてしまうと思うので
買うにしても一挙買いはお勧めしないです

魔法陣グルグル 衛藤 ヒロユキ

ガンガンに掲載していたファンタジーギャグ
現在続編の
武勇伝キタキタが連載中です

ファンタジーの冒険とギャグが同時に楽しめるマンガです
ラストではラブコメになっていきます

タイトルにもなっている魔法ぐるぐるの謎も段々と解けていきます

楽しめる要素が多く
又、全てのクオリティがそれなりに高いです

特別どっかの方向にそれすぎることもないので
最後まで色々楽しむことができます。

PLUTO 浦沢 直樹

鉄腕アトムの地上最大のロボットを
巨匠浦沢直樹先生が大胆リメイクしたマンガです

私がこのマンガを始めて読んだときは何も予備知識無しに読んだのですが
1巻の最後にアトムが出てきてめちゃくちゃビックリしました

このマンガを読む前から地上最大のロボットは読んだことがありましたが
まったく気がつきませんでした

原作を読んでいてもその後の展開にはハラハラしっぱなしでした

本当に最後までどうなるのか予想もつかないビックリ展開がまっているので
これ以上のネタバレはしませんが

ひとつ言うことがあると
浦沢直樹先生は天才です

YAIBA 青山 剛昌

名探偵コナンで有名な青山先生の出世作です

現代に現れた侍の主人公が日本一を目指す冒険物語

名探偵コナンでは様々なトリックをひらめきで暴いていきますが
こちらのYAIBAでもアクションマンガ特有の努力、根性だけでなく
ひらめきで敵を倒してきます

ひらめきで敵を倒すときが多いので
強さのインフレをあまり感じずに最後まで読むことができます

又敵味方ともに人外のキャラクターが多く
名探偵コナンよりも独特のキャラクターたちを楽しむことができます

しいて残念な点があるとすれば主人公以外には
敵以外ほとんど見せ場がない点でしょうか
それでも主人公とそのライバルたちのバトルは
胸熱くさせるものがあります

私はコナンよりこっちのほうが面白いです

斬 杉田 尚

久し振りのジャンプ打ち切りマンガです

日本刀を持つことが許された現代社会のパラレルワールドでの
アクションマンガです

弱虫主人公が2重人格で強くなるという
ベタ極まりないマンガです
絵は基本的に下手ですが
シンプルで見やすいです

さらっと読み流すにはいいマンガです
可能性を感じさせる一本ですが

可能性を信じて再度ジャンプに帰ってきましたが
多少延命はあったものの結局そっちも打ち切りでした(´;ω;`)

ドラゴンクエスト4外伝-地獄の迷宮-―ドラゴンクエスト短編集 三条 陸 稲田 浩司

ダイの大冒険で有名な三条先生、稲田先生コンビの
ドラゴンクエストをテーマにした短編集です

タイトルの表題と「ドラクエI秘伝 竜王バリバリ隊」
の2本が乗っています

表題に関しては休載中(復帰するのか?)の冒険王ビイトのプロトタイプです
作者巻中コメントにもありましたが
ダイの大冒険にて書ききれなかったことを書いてあるとコメントしています
非常に面白く読み応えのある作品でした
内容に関して言えばダイの大冒険が好きであれば間違いないです
どちらかというと世界観を楽しむマンガです

同時収録の「ドラクエI秘伝 竜王バリバリ隊」も
上記と同じで非常におもしろいです
ただVジャンプの購買層をふやす目的で連載(?)されていたので
結構あっというまに終わってしまっています
地獄の迷宮と違いバトルがメインのマンガになります

両方ともダイのダイノ大冒険のテイストのまま
世界観、方向性を変えたものですので
ダイの大冒険好きは買って後悔はないでしょう

僕といっしょ 古谷 実

古谷実先生といえば「行け!稲中卓球部」デビューし
ギャグマンガ家として盛大に盛り上がっていくのかと思いましたが
現在ではかなりダークな内容のマンガを書いてます
その境目となったのがこの「僕といっしょ」だと思います
人によっては「ヒミズ」からと思う人もいるかも知れませんが
私はこのマンガが一番の境目だと思ってます

このマンガ最初はギャグマンガとして始まっていきますが
最後はとてもダークな話として終わっていきます

古谷先生のダークな話のパターンとして
この世の中には努力ではどうしようもないことがあり
不幸な境遇で色々主人公ががんばって生きますが
結局は根本的な解決ができずに
その後も道を歩んでゆく話が多いです

この僕といっしょも最後は主人公ががんばりますが
結局はなにも解決はしません

当時ギャグを期待して買ったのですが
もちろんギャグマンガとしても面白かったのですが

最後はなんだかなーと思いました

今と昔の古谷先生が見れるのはこの作品だけだと思います

金剛番長 鈴木 央

典型的なバトルマンガです

番長同士の熱いバトルを繰り広げます

熱いキャラ設定、熱い展開
少年マンガのテンプレートのようなマンガです

このマンガの一番の魅力は
やはりキャラクターの熱さにあるでしょう
間違いなく少年漫画が好きであれば
絶対にはまるはずです

ひとつ残念だったのは主人公の決め台詞が
ちょっと残念でした
「そいつはスジが通らねえな」
はいいのですが
「知ったことか」
はそれを定着させなくても・・・・
と感じました
1巻はまだ金剛番長のキャラ設定が固まってない段階が
色々名言が飛び出します
こっちをキメ台詞にしてくれればなあ
といった名言があふれてます

他のキャラクターもキメ台詞が様々あるのですが
そちらは安定しています
「あの世は年中無休なり」
「正々堂々卑怯をやらせてもらうよ」
「正義を実行します」

とにかくどのキャラクターも魅力的です
単行本も全12巻と極端なインフレは最終巻ぐらいですんでいます

王道のバトルマンガだと大体キャラクターがキン肉マンにあてはめられる法則があります
MR.NO2もその趣旨の企画です

いくつかのキャラクターで例を出すと

金剛 → キン肉マン
居合 → ロビンマスク
卑怯 → ラーメンマン
機械 → ウォーズマン
王狼 → バッファローマン

実は最初はこのマンガもMR.NO2で扱おうと思ったのですが
上にあるとおりテリーマンのポジションのキャラが存在しません
ちゃんと強いキャラは見せ場が用意されているので
好きになったキャラクターがぞんざいに扱われないので
その点も安心して読める点だと思います

ちなみに私の好きな射撃番長はやられ役でしたがヽ(;´Д`)ノ

よんでますよ、アザゼルさん。 久保 保久

悪魔召喚をテーマにしたギャグマンガ
主人公(?)のアザゼルを筆頭にかなり濃いキャラが集まっています

ドエロのアザゼル
スカトロのベルゼブブ
よくわからない男気を見せるサラマンダー
めんどくさがりやのベヒモス
気弱なオセ
ナルシストの
ルシファー

他の悪魔をテーマにしている漫画ではどのキャラも本来かっこよく書かれているのに
この漫画では全員ギャグキャラですΨ( ̄∀ ̄)Ψ

そんな中でも私が一番好きなのが
アンダイン

コミックのあおりにもあった
女は全てアンダイン
アンダインの台詞と同じ台詞を言われたことがある人は
逆に笑えなくなります(´-д-;`)

そんな人間臭い悪魔が暴れまわるアザゼルさん
かなり笑えます

デビルエクスタシー 押見 修造

今回もほとんどエロマンガです
悪魔と人間の恋の物語

エロの部分もそれなり見ごたえありますが
男はエロとエロじゃない部分でできているということが
メッセージとしてこめられているように思います

何言ってるかわからないと思うけど
読めばわかる

つーか4巻続いてるけど中身は結構薄いです

キン肉マンレディー 小川 雅史

キン肉マンのパラレルワードキン肉マンレディーです

もしキン肉マンの世界で超人がすべて女性だったら

(ミート君除く)

という世界観のもと描かれているマンガです

ストーリーは全てキン肉マンのストーリーをなぞっているので

キン肉マンを読んでいない人はまったく楽しめない作品です

キン肉マンの名前を使っていなかったら

大して面白くないレベルのマンガです

又発想としては以前レビューを書いたマジンザー乙女大戦と同じ発想で

おっぱいキン肉マンキン肉マンレディー

 

となっています

キン肉マンファンにはお勧めの一品ですが

それ以外の方は買わないほうがいいです

一応先日無事完結しましたが、中途半端に連載をきってしまい消化不良なラストになっています。

 

このパターンで人気が出てくれば

北斗の拳、DORAGON BOLL、などの名作バトルマンガも

同じ手法の販売戦略にでるかもしれないと思っていたら

聖闘士星矢でも同じことするみたいですね