新職業殺し屋 西川秀明

職業殺し屋の完結編となります。

当初よりずっと謎であった、蜘蛛の正体がついに判明します。

蜘蛛はどこから来たのか、なぜあんなに強いのか、蜘蛛の糸とはなんだったのか
顔のない家族社員は、そもそも蜘蛛とは誰だったのか
様々な謎がすべ解き明かされます。

と蜘蛛の正体について触れましたが
蜘蛛の正体が判明するのも本作の売りのひとつではありますが

それよりも主人公のきめ台詞でもある
「なんて卑しい仕事なんだ・・・」とのせりふにこめられている
本作の最大のテーマ、殺人を生業にする人間はどんあきれいごといっても屑で卑しい人間

その卑しい仕事に手を染めてきた人間たちの末路が描かれています。
その手を血に染めてきた殺し屋達の末路には何が待っているか。

ソレミテそれでも霊が見てみたい 小野寺浩二

それでも霊が見てみたい略してソレミテ
作画担当の小野寺先生と過去何回かあつかった石黒先生と
ヤングキングスタッフによる心霊スポットをめぐり霊がを見ようとするレポマンガです。

第一話の少年画報社のビルから、青山霊園、将門塚、恐山などの有名スポット訪問

ひとりかくれんぼ、前世占い、こっくりさんなどの交霊術

伝説的オカルトの伝道「ムー」スタッフを巻き込んでの
本格心霊ルポマンガとなります。

絵も非常に落ち着いて読みやすく
かつ、まったく何もないときでもちゃんと(無理やり)ネタをぶち込んできますので
安定して読むことが出来ます。
真実は是非読んで確かめてください。

こぼれ話ですがこれをアマゾンで探そうとしたとき勘違いして「ソラミテ」と検索してしまい
まったく引っかからず困りました・・・・

 

学校へ行けない僕と9人の先生 棚園正一

作者が少年時代に経験した不登校の経験を描いたノンフィクション作品です。
ノンフィクション作品ですので評価は読む人によって極端に異なるかと思います。

この先はネタばれありで説明をしていきますが
作者が不登校になったきっかけは、小学校教師の個人的ヒステリーをぶつけられて事から始まります。
今現在はわかりませんが、20年前であれば家庭のイライラを教室に持ち込んで
ヒステリーを起こす選というのは珍しくなかったかと思います。
私も昔そういった経験をして、非常にいやな思いをしました。
作者もそれをきっかけに大きく学校生活に乗り遅れ
戻りたいが戻れないという日々の葛藤が描かれています。

最終的には大作家の鳥山明先生と出会い自分なりの回答見つけることとなります。

と感動的な締めくくりのようにも感じますが

こちらの本、あとがきに鳥山先生自身も文章を書いていますがそちらに
不登校で悩んでもいちいち自分のところに来ないでねとかいてあり
まあ、世の中そんなもんだよな思える作品です。

ちなみに話全体で無理に、きれいに書いたり、極端に話を盛り上げてなく
かなりリアルな作風となっています。

決してマネしないでください 蛇蔵

どんなマンガ簡単に説明すると
マンガ初めて物語のようなマンガでです。

理系大学のキャンパスを舞台に
日常の科学についてその歴史を説明しながら
様々な化学実験をしていくお話です

こういったものが好きな方にはお勧めですが
話自体がかなり淡白なためガッツリ読みたいかたにはお勧めできません。

ドン・キホーテ憂い顔の騎士その愛 行徒

有名なスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説のマンガ家となります。

私はドンキホーテを今まで読んだことがないため
原作との違いについて何も語ることはできませんが
非常に楽しむこと出来た作品でした

非常にうまくドンキホーテの心情が描かれており
何も出来ない中年の哀愁が絶妙です。

TOKYOTRIBE2Spinoff 井上三太

タイトルの通りTOKYOTRIBE2のスピンオフ作品を詰め込んだ短編集となります。

「海の休日」
その名の通りTOKYOTRIBE2の主人公、海の日常を書いた話です。

「ハシームの恋」
この短編集で一番というより、TOKYOTRIBEの中で一番面白いといっても過言ではない話です。
不細工の恋愛はいつも厳しい、そんな悩みをリアルに描いた作品です。

「テラさんの思い出」
こちらも名前のまんまで、TOKYOTRIBE2では出番の少なかったテラさんのエピソードを扱っています。

「東京爆族外伝」
街田THUGの外伝になります。アクションメインです。

TOKYOTRIBE2が気に入った人は買いの一冊、TOKYOTRIBE2でだめだった人は買わないほうがお勧め

TOKYOTRIBE3 井上三太

TOKYOTRIBE2の続編となる三作目です

前作と同じく架空の街でTRIBE同士の抗争が行われる青春群像劇ですが
前作のバトル中心ではなく音楽中心の内容となっています。

序盤の展開が明らかに詰め込みすぎでスローになってしまったため
残念ながら途中から明らかに打ち切りで話は急展開しますが
2とは違った味で非常に楽しめる作品です。

2が楽しめた方にはお勧めです。

TOKYOTRIBE2 井上三太

TOKYOTRIBEの続編に当たる話です。

前作にくらべて格段に絵がうまくなって、話もまとまっていますが
あくまで前作に対してで世間一般のマンガからはそこまでうまくはありません

ストーリーはTRIVEと呼ばれる不良グループの抗争を描いた作品です。
舞台はそのままあきらかに東京の街で風景もそのまま東京なのですが
トーキョーという架空都市という設定でおこなわれています。
主人公の海と無二の親友のメラの二人を中心にトーキョーの街が争いの飲み込まれていきます。

若者の青春、若者のドロドロとした鬱憤が非常に生生しく描かれています。

またTOKYOTRIBEを読まないでも楽しめます
というよりほとんど1とからみがありません、共通点は街の基本設定ぐらいです。

ちなみにTOKYOTRIBEの実写映画がありましたが
そちらは2を主に流用しておりますがほとんど別物と思ってみて下さい。
映画はかなりバカ映画ですが、のりがいいだけの作品なので
マンガよりは映画を先に見たほうが楽しめると思います。

 

全12巻で読み応えがあります。

TOKYOTRIBE 井上三太

現在も前線で漫画家を続けている井上先生のデビュー作です。

お世辞にも絵は上手とはいえませんし、
正直読者に何を伝えたいのかわからない滅茶苦茶な話
ですが、すごいパワーが伝わってくる作品です。

登場人物たちは、己の欲望のままに人を殺し、犯し、傷つけていきます
特に何か救いや教訓がるわけでありません、
ただただ話が進んでいきます。

ちゃんとしたマンガでは物足りなくなったらお勧めです

アマゾンで2と混ざりそうになりますが、この本は全一巻です。

ライアーゲームroots of A 甲斐谷忍

ライアーゲームの甲斐先生による短編集です、
表題にライアーゲームとありますが、ライアーゲームと関係あるのは
短編のうち1本のみで表題にもなっている
「ライアーゲームroots of A」だけです

こちらはライアーゲームの主人公秋山の大学時代の話です。

そのほかには

「ナインダーツ」
差別環境にて暮らす人の逆転劇

「サンソウ~禁断の占術~」
的中率100%の占い師の話(2本掲載)

「@ラヴァーズ」
あるカップルの不思議なものがたり、たぶん途中で落ちが読めます

心臓の雑学

8月10日はハートの日です、本日は心臓にまつわる雑学を

心臓はにかからない

腸、肺、胃、血液、皮膚と体中のあちこちがかかってしまう癌ですが
心臓は癌にかかることはありません
理由としては癌は細胞分裂の以上による病気ですが
もともと細胞分裂をほとんどおこさない心臓は癌にかかることがありません

ついでに癌の雑学

癌は英語でCancer(カニ)

癌という病気を始めて発見したヒポクラテスという学者が
切除した癌の部位を見てカニの甲羅に似ていると記述したことが始まりです。

 

アルプス伝説ゴールデン 田丸浩史

田丸先生の初期の連載作品アルプス伝説の再編集コミックです。

現在の田丸先生の作風に比べるとラブコメ職がかなり強くなっております。

ストーリーを説明するのが非常に難しいのですが、
簡単に言うと高校を舞台にしたラブコメです。

主人公が武術の達人とか、登山部に入部するとか色々設定が積み重ねられるのですが、
すべて中途半端なままに次の設定を積み重ねていくという
かなりいきあったりばったりの作日です。

一応ただの再編主でなく書きおろしマンガもあるので
昔読んだ方でも買いなおししても問題ないかと

田丸先生ファン以外はあまり進められません。

神罰1.1 田中圭一

様々なシモネタマンガを描いている田中先生の短編集です。

手塚治虫先生、永井豪先生、藤子藤雄先生、本宮ひろ志先生、福本信行先生といった
大御所漫画家の作品をパロディーしたうえに更にシモネタで汚すという
かなり冒険的短編集です。

冒険の買いあって非常に面白いできとなっております。

かなり悪乗りがすぎますが・・・・・・

アーミンのぶらり妖怪散歩 柴田亜美

妖怪好きで有名な漫画家柴田亜美が
妖怪にまつわる地を方々周るレポマンガ

北は東北から、南は沖縄まで日本各地の妖怪スポットをめぐります。

妖怪も河童、キジムナーの有名どころから

妖怪?といってしまうような、なまはげ、狐などまで幅広いです。

本が出た時期は間違いなく妖怪ウォッチのブームに便乗しています。