地方

生まれてからずっと関東圏にすんでおり
文化圏が基本ほとんど同じところに住んでいるため
日本の中では特に地方色というものは無いと思っていた
だが大人になって様々な地方の人と接するうちに
実際は地方格差というもの非常に大きいものだという事を実感している

一番初めに感じたのは大学のときだった
東京に在る大学といえば結構色々な地方から集まってくる
そういった集まりの中で同じ大学に通っているので
あまり知性レベルに関して特別落差というものは無いのだが
地方から人間ほど都会の毒に染まっていくように思われた
大学に通っているなかで段々大学に行かなくなる人というのは多いものだが
その多くは地方出身者であった
親元から離れているためたるみやすいということもあるのだろうが
地方に比べて遊ぶ場所、働く場所、誘惑が非常に多く
それに惑わされる量が関東圏の人に比べて圧倒的に差があるのであろう
地方都市に行ったときも実際観光地とメイン都市のみが発展していて
その他はほとんど何も無いということが多い
地方であればその他にすんでいるので
惑わされても仕方ないのかもしれない

また、地方の人からすると東京のことはテレビでのみ見ていて
多くの人は都会には夢がたくさんあるように勘違いしているようだ
たしかに地方に比べれば圧倒的にチャンスは多いのかも知れない
実際に地方から出てきてずっと渋谷をおしゃれしてふらふらして
スカウト待ちをずっとしている人が多いというのはよく聞く話だ
そしてスカウト詐欺やAVに出てしまう人が多くいる
関東圏に住んでいる人ほどその経験や
周りの話を聞く機会が多いため
TVやネットが発達したこの現在でも情報格差というものができてしまうのだろう

また、仕事上で地方の人と色々絡む機会というものが在るのだが
やはり地方にいくほどビジネスマナーが出来ていなかったり
ローカルルールを重んじる人が多い
またビジネスの規模もやはり中央と地方ではかなりの格差があるため
大したことの無い規模であっても
地方の人が「これだけの規模でのビジネスでその態度は何だ」
という態度で接してくるのだが
中央であればそもそも大きいビジネスでもないのに
勘違いもはなはだしいのだが
地方であればその規模のビジネスがそんなに多くも無いため
その地域ではその規模でも特別対応で話し合うのであろう
なので地方でずっといる人が都会に来ると
ビジネスチャンスも非常に多くあるように思うのであろうが
そもそも温度感があまりに違うため
関東に拡大したところでもうまくいくわけではなく
悲しい思いをすることになる
反対に中央から地方へビジネスを拡大し
地方のビジネスを脅かすことは多々ある
いい例がショッピングモールにつぶされる地方商店街
かわいそうだという人もいるが
当時ビジネスを独占していたときにちゃんとした営業活動もおこなわず
新参のビジネスを妨害することもおおかった人々の衰退は自業自得としかいえない

国でどのようなことをやっても実際問題この差を埋めることはできないのだから
地方格差は広がっていくばかりである

 

 

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