不死身のフジナミ 押川 雲太朗

根こそぎフランケンを代表に麻雀マンガ家の押川先生による

ハードボイルドアクションギャグマンガです

簡単にストーリーを説明すると

武器商人の主人公がある町を舞台にめちゃくちゃやりまくり

ひとつ町の戦争に発展していく物語です

魅力としてはメチャクチャな展開と

主人公をお筆頭にとんでもないキャラクターたちです

基本的に汚いキャラクターが多い中で

唯一の良心山下がいい味出してます

だれない程度でいい感じで終わるので

ハチャメチャものが見たい方はどうぞ

BM ネクタール 藤沢 勇希

インセクツに続きパニックもののマンガです

BMと呼ばれる家畜用の科学生物が暴走を始める話です

全12巻の中で大きく3部に分かれていて

幼年→少年→青年
と主人公達が成長していくさまが非常に魅力的です

又、敵に関しても12巻の中でちょっとだけ別種が出てくるものの
基本的にはずっと同じ敵が出てきます
ネタバレした後でも恐怖をずっと維持してくれる
色々なシュチュエーションが非常に楽しいです

都市部
商業ビル
バス
ヘリポート
等様々な場所でバトルを行います

その対処作も本格的化学兵器から精神論までと
読者を飽きさせずに最後まで進んでいきます

又インセクツでも書きましたが
当然下記四項目はきっちり守っています

①身近なものを利用してピンチを回避
②知り合いが犠牲になって主人公を自らの意思で助ける
③知り合いがわが身かわいさに裏切る
④全て終わったと思った後、またピンチ

更にこのマンガの魅力ですが
憎まれ役のキャラが本当にむかつくようにかかれています
当然憎まれ役はパニックもののお約束で犠牲者になるので
むかつくなーと思ったら
死に様を期待してOKです


かなりお勧めの1作です

PLUTO 浦沢 直樹

鉄腕アトムの地上最大のロボットを
巨匠浦沢直樹先生が大胆リメイクしたマンガです

私がこのマンガを始めて読んだときは何も予備知識無しに読んだのですが
1巻の最後にアトムが出てきてめちゃくちゃビックリしました

このマンガを読む前から地上最大のロボットは読んだことがありましたが
まったく気がつきませんでした

原作を読んでいてもその後の展開にはハラハラしっぱなしでした

本当に最後までどうなるのか予想もつかないビックリ展開がまっているので
これ以上のネタバレはしませんが

ひとつ言うことがあると
浦沢直樹先生は天才です

僕といっしょ 古谷 実

古谷実先生といえば「行け!稲中卓球部」デビューし
ギャグマンガ家として盛大に盛り上がっていくのかと思いましたが
現在ではかなりダークな内容のマンガを書いてます
その境目となったのがこの「僕といっしょ」だと思います
人によっては「ヒミズ」からと思う人もいるかも知れませんが
私はこのマンガが一番の境目だと思ってます

このマンガ最初はギャグマンガとして始まっていきますが
最後はとてもダークな話として終わっていきます

古谷先生のダークな話のパターンとして
この世の中には努力ではどうしようもないことがあり
不幸な境遇で色々主人公ががんばって生きますが
結局は根本的な解決ができずに
その後も道を歩んでゆく話が多いです

この僕といっしょも最後は主人公ががんばりますが
結局はなにも解決はしません

当時ギャグを期待して買ったのですが
もちろんギャグマンガとしても面白かったのですが

最後はなんだかなーと思いました

今と昔の古谷先生が見れるのはこの作品だけだと思います

九頭龍 原 哲夫

北斗の拳で有名な原哲夫先生のマンガです
話は北斗の拳と同様に
主人公が悪を倒していく話です
主人公は北斗神拳はつかいませんが
タイトルにもある九頭龍(ヒュドラ)と呼ばれる
強力な拳銃を使って敵を倒していきます
全1巻なのでだれることもなく
最後まで突っ走ってくれますので

軽く原哲夫先生を楽しみたい方にお勧めです
1冊でも十分濃いですけど・・・・

ぶっちぎりCA 大和田 秀樹

大和田先生のキャビンアテンダントを題材にしたギャグマンガです

大和田先生の作品はどれも設定が違うだけで中身は一緒なので
他のマンガが好きな人は買いで問題無しです

読んだことがない方に説明すると
少年マンガのお約束をきっちりやる
というように説明すればいいでしょうか

結構ワンパターンなので
ほとんどのマンガは5巻で終わっています
読めばわかりますがそれぐらい読めばちょうどいいぐらいです

ブラッドハーレーの馬車 沙村 広明

今日は色々いやなことがあったので
皆さんにもブルーな気持ちになってもらいたいので
このマンガをお勧めします

一見ちょっといい話のように展開していきますが
まったく救いようのない話です
ブルー名気持ちにと書きましたが
読み終わった後ダークな気持ちになります

多少エロイシーンもありますが
おそらく多くの方はまったく反応しないでしょう
反応した方は一回病院いくことお勧めします

感想を一言で言うととにかくグロイ

ふうらい姉妹 長崎 ライチ

アホな姉妹のほのぼの四コマです
基本四コママンガですが、時々普通のマンガになります。

独特の空気があり、通常の4コマとしてもレベルが高いですし
むちゃくちゃに感じるネタもほんわりした雰囲気で非常に面白いです。

萌え要素はありそうで、なさそうで、よくわかりません
純粋に安定したギャグマンガを読みたい方向けです。

ちなみにアホな姉妹と書きましたが、一概にそうとも言えないコメントが楽しいです。

特に動物愛護のオチの「賢くない生き物は捕獲される・・・・」
という台詞が笑えて深かったです。

八犬伝 碧也 ぴんく

滝沢馬琴先生の南総里見八犬伝のマンガです
かなり原作に忠実にできていますが

人物描写が少女マンガ独特
一部残酷なシーンがきれいな話にまとめてる
八犬士の結婚以降は書かれていない

という点を除けばよくまとまっており
元々面白い八犬伝ですので
少女マンガが苦手だったり
この絵が苦手でなければ
ハズレではないでしょう

ちなみに連載は巻数に対してかなりの長期間していたので
絵が最初と最後でだいぶ違います

おそらく八犬伝のマンガでは一番オーソドックスに楽しめるはずです

ブラック・ジョーク 田口 雅之 小池 倫太郎

爽快なハードボイルドアクション
クールなキラと熱い児玉のコンビが絶妙
本来主要キャラでないはずの
車椅子のマフィア、ランオーバーが作者から愛されて大活躍

逆にお色気シーンは多いのだが悲しいくらい女性キャラの扱いがひどい
特に注目はマダムヤンの扱いのひどさ(。´Д⊂)