悟空道 山口 貴由

世の中には西遊記をモチーフにした漫画山のようにあります
一番有名なところですとドラゴンボールでしょうか
ただどのマンガも大体途中(結構序盤)から
西遊記とまったく関係ない話になってしまう

もともと西遊記自体がちゃんとまとまった文献として乏しいことも
理由のひとつではあり
原作には各キャラクターの性格面がしっか描写されておらず
基本世の物語は大体そのキャラクターの魅力でなりたっていることが多く
物語を作る際にキャラクターを固めると
だんだんキャラクターが勝手に動いてしまう
というより話にそってそのキャラクターを動かすと不自然になってしまうそうです
たまにマンガで新キャラを出した時にそのキャラが魅力的過ぎると
作者もそのキャラに引っ張られて思いもせぬ方向に
物語が進むときがあるそうです

だいぶ話がそれましたが
この悟空道はキャラがブッチギリすぎて
話が変な方向にいきそうになりますが
強引にいく悟空と博愛の三蔵法師が互いにバランスを取り
順調に西遊記として物語を進めていきます

このマンガの魅力というよりこの作者自体の魅力ですが
とにかくキャラがひとつの方向にブッチギリすぎてるキャラが多いので
物語自体がスッキリ終わることが多いです
このマンガも爽快なキャラが爽快に冒険を進めていきます

もうひとつこの作者の魅力として
ねらってるのか狙ってないのか
ギャグシーンに見えてしまうシーンがよく出現します
この魅力は説明しても伝わらないので
是非読んでみてください

特に沙悟浄の歌は是非見てください

後このマンガの最大の見せ場は
最終回最後の見開きです
それを見るために読んでいっても後悔はないと思います。

大好きなマンガなのでつい長くなってしまいました

仏契
ブッチギリ