はだしのゲン 中沢啓治

広島への原爆投下を扱ったドキュメンタリー作品です。
ドキュメンタリーとは書きましたがもちろんフィクションも混じっています。
この作品は作者の中沢さんの体験談に基づいて構成されています。
残念ながら現在作者の中沢さんは肺がんにより2012年に死去しております。
偶然ではありますが私の誕生日になくなっています(どうでもいい)

さて作品自体ですが、戦争の悲惨さと、その状況にも負けずにたくましく、かつコミカルに描かれています
扱っているテーマがテーマだけに現在の通常の出版では取り扱えない表現も多々出てきます。
序盤の原爆投下前から、当時の戦争の思想教育に始まり、原爆投下の地獄絵図
その後も生き抜くために、皆手を汚していたこと、戦後安定してきたように見えて
その後にも深く影響していた思想。日本にも蔓延していた麻薬・・・・

そういった思いテーマを扱う作品ですが、主人公のゲンのキャラクターで
わかりやすく、楽しく見せてくれます。

是非日本人であれば全員読んでほしい作品です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です