学校へ行けない僕と9人の先生 棚園正一

作者が少年時代に経験した不登校の経験を描いたノンフィクション作品です。
ノンフィクション作品ですので評価は読む人によって極端に異なるかと思います。

この先はネタばれありで説明をしていきますが
作者が不登校になったきっかけは、小学校教師の個人的ヒステリーをぶつけられて事から始まります。
今現在はわかりませんが、20年前であれば家庭のイライラを教室に持ち込んで
ヒステリーを起こす選というのは珍しくなかったかと思います。
私も昔そういった経験をして、非常にいやな思いをしました。
作者もそれをきっかけに大きく学校生活に乗り遅れ
戻りたいが戻れないという日々の葛藤が描かれています。

最終的には大作家の鳥山明先生と出会い自分なりの回答見つけることとなります。

と感動的な締めくくりのようにも感じますが

こちらの本、あとがきに鳥山先生自身も文章を書いていますがそちらに
不登校で悩んでもいちいち自分のところに来ないでねとかいてあり
まあ、世の中そんなもんだよな思える作品です。

ちなみに話全体で無理に、きれいに書いたり、極端に話を盛り上げてなく
かなりリアルな作風となっています。

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