狂四郎2030 徳弘正也

ジャングルの王者たーちゃんで有名な徳弘先生による
青年向けマンガです
たーちゃんも十分青年向けのような気がしますが
このマンガはかなり大人向けのマンガです

ストーリーは2030年の日本を舞台にした
SFアクションラブコメといった感じですが
世界観がとても深く
階級、遺伝子による完全な人種差別
男女が別々生きていかなければいけない世界
バーチャル世界によって不満分子を抑える科学
本当の人間の生き方についてがえぐく書かれています

又SF、アクション、恋愛、ヒューマンドラマと複数の要素をかねていますが
大雑把に書いた要素も
アクションであれば
人同士のタイマン、戦争、怪物との戦い、ロボットとの戦い
恋愛においても
純愛、エロ、フェチ、異常愛
などのように一筋縄ではない
複数の要素が楽しめます

特にその魅力のなかで全体的な方向性として
人間の本性みたいなものがテーマになっており
結局人間はという展開もありますが
人間は最後まで誇りをもって生きていける強さも描かれています

ただ作者いわくこの作品は恋愛もので
全ての設定キャラクターは主人公とヒロインの恋愛の副産物でしかなく
色々設定を膨らましますが
全てが解決するわけではなく
恋愛の完結とともにマンガも完結となっております

ちなみに私の最終回の予想は
タイムマシンを使って江戸時代に二入でタイムスリップし
幸せに暮らすという予想でしたが
おおハズレでした

とにかく読み応えのある大作マンガです

にくったらシェリフ 御童 カズヒコ

コミックボンボンに乗っていたアクションギャグマンガです
もう20年近く昔のマンガですが
さすがamazon在庫があった

コミックボンボンといえば小学生向けの雑誌ですが
御堂先生の作風(?)で乳首がほどほどに出てきます

肝心のマンガ自体はアクションギャグ
主人公の警官が悪と戦っていく物語です

最後はアクションが主流になっていきますが
それでもギャグを交えつつ進んでくれて
子供をあきさせずに熱いバトルが展開していました

子供向けのベタマンガなので
子供心を取り戻したいかたはどうぞ

 

世にも奇妙な漫・画太郎 漫☆画太郎

漫☆画太郎先生の短編ギャグマンガです
はっきり言って買ってはいけないマンガのひとつです

最初の1,2巻ぐらいまでは面白く読めるでしょうが
その後は画太郎先生得意のコピーの嵐
キャラの顔までコピー貼り付けってどーよ

オチも基本的には全て一緒です

最終巻までは買わないように気をつけましょう

行け!!南国アイスホッケー部 久米田 康治

今やマガジンのギャグマンガ担当ですが
そのデビューはサンデーで元々サンデーのギャグマンガ担当でした
先日もマガジンとサンデーのコラボマンガ企画を行っていました

勝手に改造の後半から現在の絶望先生と
ギャグのパターンが
テーマを元に色々なものをバカにするといったパターンですが

デビュー当時はシモネタをメインとする漫画家でした

今回紹介する南国アイスホッケー部では
最初から最後までシモネタを貫き通します

コミック6,7巻までとそれ以降では作風がだいぶ異なりますが
私が大好きなのは前半のシモネタ爆発の作風です

私が小学生の頃でしたがとにかく笑わせてもらいました、
又、よく真似していました
今でも「人妻肉欲のスコーピオンデスロック」
は忘れることができません

ちなみに何故久米田先生はサンデーから追い出されたのでしょうか?

後一応簡単にマンガの説明しておきますが
九州でアイスホッケーをする話ですが
この設定はこのマンガを読む上でまったく関係ありません

子供学級 桜井 のりお

みつどもえがアニメ化もし好調の桜井のりおのデビュー作
みつどもえはファン層が萌え層がメインになっており
あざとい感じが見え隠れしてきているので
だんだん当初をマンガの方向性が変わってきてしまっていますが
こちらは最後まで萌え要素もなく(一応あるか?)
ギャグマンガとして突っ走っています

大雑把に説明すると
大人に見えない主人公の女教師のドタバタギャグマンガです

同誌掲載の浦安鉄筋家族の影響を色濃く受けていますが
自分の作風をうまく生かした勢いのあるギャグマンガです
デビュー作なので絵は少し残念ですが
それでもそれを補って余りある勢いがあります

TVなどでも深夜の頃は面白かったが
ゴールデンにいったらつまらなくなったという話をよく聞きますが

やはり荒削りな頃はとにかく右往左往して
失敗もありますが、すごい大当たりがあり
未熟ながらも爆発的なパワーを生み出しています
スポーツの世界でもよくある
ハングリー精神がにじみ出てるマンガです

邪眼は月輪に飛ぶ 藤田 和日郎

ご存知小学館の大御所藤田先生の短編(?)です

大雑把に話を書くと
突然街を恐怖に陥れた怪物を倒す話です
出てくるキャラクター、設定、魔物の倒し方など
はっきりいってベタです

だからこそ藤田先生の才能がはっきりわかるマンガです
今まで当ブログでベタなマンガの1,2巻で完結する(打ち切り)
マンガを取り上げてきましたが
このマンガとはレベルが比べ物になりません

こんな単純な話でここまで引き込ませるのかと感心します
いい年した大人でも
出てくる怪物に恐怖すると思います
出てくるキャラクターの生き様に感動すると思います
特に最後の敵を倒すシーンの絵が
基本のペン入れのみしかありませんが
その迫力は息を呑むものがあります

巻末のおまけマンガに
そのシーンをアシスタントに処理を頼むと
全てのアシスタントが拒否するいきさつが書いてありますが
納得の迫力のシーンです

マンガを読み飽きて変わりものに手を出してる方から
マンガを読みなれていない方まで
誰にでもお勧めできる
最高ランクの1冊です

ブラッドハーレーの馬車 沙村 広明

今日は色々いやなことがあったので
皆さんにもブルーな気持ちになってもらいたいので
このマンガをお勧めします

一見ちょっといい話のように展開していきますが
まったく救いようのない話です
ブルー名気持ちにと書きましたが
読み終わった後ダークな気持ちになります

多少エロイシーンもありますが
おそらく多くの方はまったく反応しないでしょう
反応した方は一回病院いくことお勧めします

感想を一言で言うととにかくグロイ

シチサンメガネ 兼山臣

今やお笑いをテーマにしたマンガといえば
べしゃり暮らしを筆頭に数々ありますが
そのはしりを飾ったマンガがこのシチサン眼鏡にになります

お笑いマンガといえばどのマンガも必ずといっていいほど
笑いの基本講座から始める事になります
又、ネタをきっちり最後まで見せない
自身がないのか想像力を膨らませるためか
マンガでは「間」を表現できないためか
大体最初から最後までネタを見せることはありません

森田まさのり先生のように人気作家であれば
もりあがるまで待ってもらえたり
ドラマ自体の魅力を大きく見せることができますが

新人の漫画家にはそれは厳しいようで
大体のマンガは打ち切りの運命をたどっています

このシチサンメガネも他のマンガ同様打ち切りの運命を歩みますが
出てくるキャラクター、絵、マンガのネタ
ともにある程度のラインまで達していたように思いますが
斬新なネタをやるには少々実力不足だったようです

おそらく関係ないとは思いますが
この「シチサンメガネ」の連載中
「サンサンナナビョーシ」という連載があり
非常に紛らわしかったです

ちなみに主人公のコンビ名は「荒七メガネ(仮)」
でタイトルとはそこまでつながってません
主人公キャラの風貌のみをあらわしてます

 

第三回 MRNO2

今回のMRNO2は新条直輝

登場作品  新世紀GPXサイバーフォーミュラ
国籍     日本
身長     175㎝
体重     62㎏
国籍     日本
所属チーム アオイ、ユニオン、アオイZIP等

今回もアニメからの選出です

今までと違って日本国籍の彼
登場時は若武者と呼ばれ
ライバルどころか主人公より圧倒的に強いキャラとして登場していきますが・・・
登場後すごい勢いで落ちぶれてゆきます
途中段階では落ち武者と呼ばれる始末です

登場時は若い選手なので精神的にも未熟で
勝てないとメカニックにあたるオーナーにあたると
やりたい放題
ただその苦難を乗り越え各シリーズの終盤では
立ち直りさもライバルのような顔をしてでてきます
ですがグランプリレースにおいては
最終ポイントが全て意味します
そしてその結果は

第10回GPX2位(41P)
第11回GPX2位(45P)
第12回GPX1位(68P)
第13回GPX5位(35P)
第14回GPX5位(36P)
第15回GPX8位(14P)
第16回GPX3位(54P)
第17回GPX4位(35P)

と成績だけ見ればテリーマンのようにすばらしい成績を上げていますが
実際いつも主人公の下の成績です
唯一の優勝12回大会も主人公が怪我で出場できなかったときです
役員会でも
「これではアオイ(所属チームは)スゴウ(主人公チーム)
に勝てないと宣伝しているようなものだ」
といわれています

彼の最大の魅力(?)は先ほども書いたように
負けるとふてくされるという点です
その当たりっぷりよさが彼の見せ場ですので
動画にもありますが楽しんでみてください

ちなみに一番彼の暴れっぷりが楽しめるのは
ZEROになります

 

ヨメがコレなもんで。 宮田 紘次

もしも奥さんがOOだったら系のマンガの
宇宙人版です
当サイトでも嫁姑の拳のような別バージョンも紹介済みですが

やはりマンガの王道のひとつとしてある
「もしもOOがOOだったら」
というマンガはある一定以上の面白さがあります

ただその世界観をどこまで魅力的に広げられるかというのは
作家の実力差が現れる部分だとおもいますが

もしも嫁が宇宙人だったら

このマンガの面白さはそれ以上でもそれ以下でもないので
キーワードが気になったら読んでみるのはありだともいます

カッコカワイイ宣言!  地獄のミサワ

ネットで話題の地獄のミサワ先生のギャグマンガです
ブログで見たネタは面白かったのですが
それをマンガで長々みせらると・・・・・・
基本的にネタの方向性はブログと一緒ですので
ブログで満足しておきましょう

ふうらい姉妹 長崎 ライチ

アホな姉妹のほのぼの四コマです
基本四コママンガですが、時々普通のマンガになります。

独特の空気があり、通常の4コマとしてもレベルが高いですし
むちゃくちゃに感じるネタもほんわりした雰囲気で非常に面白いです。

萌え要素はありそうで、なさそうで、よくわかりません
純粋に安定したギャグマンガを読みたい方向けです。

ちなみにアホな姉妹と書きましたが、一概にそうとも言えないコメントが楽しいです。

特に動物愛護のオチの「賢くない生き物は捕獲される・・・・」
という台詞が笑えて深かったです。

スパイダーマン 池上 遼一

「日本にスパイダーマンがいたらどうなるの?」
「実にいい質問ですねー」

スパイダーマンの設定をそのまま日本でやったらどうなる
ということにチャレンジしたマンガです

ここで最初の質問の回答ですが

なんか違う

ストーリーの大きいところはアメリカのスパイダーマン
と同じことをやってるはずなのに
なんとも読んでる間、違和感を覚えるマンガでした

しかも最後はスパイダーマン関係ないみたいな話になります
あんまりお勧めできないです

レイモンド 田丸 浩史

ラブやんで有名な田丸先生のマンガです
マンガを簡単に説明すると
ドラえもんのパクリです

ただそこに田丸色(シモネタ)が交わると
恐ろしい化学反応がおきます

3巻で完結しているんで調度だれないぐらいで終わってますが
途中出てくるキャラが濃く

へたれなドラえもん
ジャイアニズム丸出しな主人公
ブロンドのドラミちゃん
使えない便利道具
時代を変え放題のタイムマシン
残虐な一休さん

主要キャラが結構入れ替わるので
これもあきをこさせないちょうどいいスパイスになってます

おそらくもうちょっと読みたいなーと思うことでしょう

八犬伝 碧也 ぴんく

滝沢馬琴先生の南総里見八犬伝のマンガです
かなり原作に忠実にできていますが

人物描写が少女マンガ独特
一部残酷なシーンがきれいな話にまとめてる
八犬士の結婚以降は書かれていない

という点を除けばよくまとまっており
元々面白い八犬伝ですので
少女マンガが苦手だったり
この絵が苦手でなければ
ハズレではないでしょう

ちなみに連載は巻数に対してかなりの長期間していたので
絵が最初と最後でだいぶ違います

おそらく八犬伝のマンガでは一番オーソドックスに楽しめるはずです