東京闇虫 本田優貴

借金まみれの貧乏青年が危ない仕事に手を出しなりあがろうとしていく話です

極悪がんぼのような展開かと思いきや
法律系の話しはほとんどなくかなり力技で解決していく話しです

この手の話しは結構やりつくされていますが
その手の中ではかなり粋王のある作品です

どらコーボク 石川サブロウ

労働基準監督省のマンガという一風変わったマンガです。
たまにある役所をテーマにしたマンガのひとつですが
他のマンガたちと同様に2巻で終わってしまっています。
働いている方であればどの方も一度くらいはこれって労働法違反じゃねえの?
と思ったことがあるのではないでしょうか?
ただ実際にはそれを告発する人というのはごくわずかです
そういった中でこのマンガははやりそうなテーマを扱っているのですが
残念ながら2巻でおわりです。
画力、話のつくり、キャラクターとどれをとっても面白いのですが
残念ながら教科書のように安定しすぎてしまって物足りない方が多いと思いますが
最低ラインのレベルはたもっているので仕事に悩んでいる方は一読のかいありで
ただい、仕事を思い出してしあう可能性大です。
作中に扱ったテーマとしては
残業過多、残業代、労災、不当解雇、セクハラ、外国人労働者
等の問題を扱っています。

どげせん RIN 板垣恵介

土下座をテーマにした一風変わったマンガです。
謝るという行為を色々な観点からみつめ
一話完結型で土下座について物語を進めていきます。
一話完結型だからという理由もあるのですが
この作品話によって主人公の考え方がまったく違うのです
その理由とこのマンガが25話で終わってしまったことと関係あるのですが
このマンガを描いているRIN先生と板垣恵介先生が
原作、作画を境目をあいまいに作成していたため
両者の考え方の違いが話ごとに出てきてしまいお二人が喧嘩してしまい終わってしまいました
大雑把にいうと前半は板垣先生の色合いが強く
だんだんRIN先生の色合いが強くなってきました
不二子不二男先生のようですね
ちなみに現在はRIN先生が「どげせんR」
板垣先生が「謝男」を連載しています。
こちらに関しては後日レビューを書いていきます。
作品自体の評価ですが、めちゃめちゃ面白いです。
謝るという行動を考えさせられますし、よく言われる
「大人の喧嘩は手をだしたら負けだ」というのもありますし
この作品には格闘要素、思想要素、人間物語様々なようそがあります。
「どげせんR」「謝男」との前には読むべきです。

特火点 花沢健吾

前回取り扱いました花沢先生の短編集です。
掲載作品は
墓穴
退屈な月
ジョニィからの伝言
ラウンドガール
なで☆シコ
チンパー
人生かやの外
作品の方向性は童貞の妄想といった内容の作品が多いです。
でてくるキャラクターは皆花沢先生独特のかっこ悪いキャラがでてくるので
花沢先生好きにはたまらないでしょう

第三世界の長井 ながいけん

有名マンガ「神聖モテモテ王国」のながいけん先生の作品です。
はっきりいってつまらないです。
ながいけん先生のファンで会ったもお勧めできません。

ダークアクト 服部昇大

以前に取り扱ったカオスキッチンの服部先生によりギャグマンガです。

以前とかわらずギャグマンガですが
今回のテーマは悪の組織
しかもその悪の組織は・・・・・・

相変わらず濃いキャラたちがおりなすギャグマンガ

かおすきっちんファンは買うべし

ドリーム職人 野中 英次

脱力系ギャグのマンガです

現在マガジンで連載中のだぶるじぇいのプロトタイプというのが
一番イメージとして近いと思います。

簡単にストーリーを説明すると
楊枝職人に弟子入りした主人公のぐだぐだギャグです

野中先生のいつもの作風どおり後半は設定が関係なくなります

同じギャグが他の野中先生の作品にも出ててきますので
一回野中先生作品を一通り読んで飽きてしまった方にはお勧めできませんが
野中先生作品にはまっているいる人にはお勧めです。

ちなみに作風としては「王様はロバ」に似ていると思います。

ダイナマイトダンディ地獄のワニ蔵 押川 雲太朗

根こそぎフランケンに出てきたワニ蔵が主人公の麻雀マンガ

主人公のワニ蔵以外にもフランケンのキャラクターたくさん出てきます
作者いわくキャラクターは役者と考えているので
設定を変えて色々な作品に出てきます。

このマンガはワニ蔵というわがままな主人公が
好き放題暴れまわるというマンガです

まじめに麻雀マンガと書きましたが
基本はまじめに麻雀する機会はすくなく
とにかくワニ蔵が暴れまわるだけです

途中ヒロイン(?)がでてきますが
これも滅茶苦茶で話を引っ掻き回します

基本麻雀ではなくギャグマンガなので
麻雀を知らないひとでも楽しめます

超こち亀 秋本 治

ご存知少年誌の最長連載記録のギネス記録をもっている
こちら葛飾区亀有公園前派出所の30周年記念の1冊です

この本ですがこち亀ファンでなくても
他の大作家とのコラボマンガがあり
具体的に
ドラゴンボール
ゴルゴ13
キン肉マン
ルパン3世

と大御所とのコラボが楽しめます

又1Pイラストでも
ドカベン、はじめの一歩、鋼の錬金術師、アンパンマン等他紙の大物作家も
コメントを寄せてます

中でも一番面白かったのはおぼっちゃまくんの小林よしのり
コメントがなぜか上から目線
一応ほぼ同期ということもあるみたいで
昔こち亀に小林よしのりのマンガキャラが出るということもありました

それよりも気になるのは一部の雑誌の作家が阻害されている気がする
雑誌Sの大御所のTとかAとかはコメントないんだなーと思った

探偵綺譚‾石黒正数短編集‾ 石黒 正数

以前にやった短編集とは別の短編集です

前回は不思議の中の日常がテーマのような短編集ですが

今回は日常の中に不思議を混ぜるようなテイストになっています

探偵もの

胸チラ

刑事

ヒーローもの

一揆

修学旅行

パチスロ

又世にも奇妙な物語にも使われた

「スイッチ」

どれをとっても不思議の中のくだらなさがあふれています

ちなみにこのブログで一番人気あるのは

石黒正数先生の作品なので

今後扱っていこうかな

轟けっ!鉄骨くん 佐藤 マコト

サトラレで有名な佐藤先生によるギャグマンガです

人間の心をそのままコピーされた
人の心をもったロボット

これだけ書くと鉄腕アトムみたいな感動もの連想するかもしれませんが
非常にコミカルに描かれています

ロボットだから目の前で裸になってくれる女性
興奮するが、興奮の行き先がない主人公
ロボットだから~ マッシンだーからー♪

男子高校生の日常 山内 泰延

タイトルのとおりよくある男子高校生の日常が描かれているギャグマンガです
ガンガンオンラインに掲載されているのでそちらを見てもらえれば
大体作風はわかると思います

しかし残念ながら一番面白い第四話も
オンライン上に掲載されてしまっているので
こちら以上に面白い話はほとんどないと思ってもらって大丈夫です
(多少はあるよ)

デトロイト・メタル・シティ 若杉 公徳

メタル界を舞台にしたギャグマンガです

普段はおとなしい青年の主人公
だがメタルの舞台に上がりクラウザーと化すと
性格が激変し恐ろしく凶暴になる

主人公がよく普段のときにキモイと
罵声を浴びせられるシーンがあるのですか

私も一度そういったごぼう男を見たことがありますが
本当にぶん殴りたくなってきます
そのキモサを非常にうまく表現できています

実写映画もありますが松山ケンイチさんは
イケメンすぎてそのキモサを表現しきれていませんでしたが
このマンガでは結構ぶん殴りたくなる感じになってました

そういった主人公の素も面白く
クラウザーさんのハチャメチャ振りも非常に爽快ですが

実は一番面白いのはクラウザーさんのファンで
「ああーあれはクラウザーさんの48のポリ殺し非情なるギターだー」
のようなわけのわからん解説をのたまうのが見所のひとつです

しかも作者は強烈なキン肉マンファンでところどころに肉ネタが隠れているので
キン肉マンファンにもお勧めの1冊です

ドラゴンクエスト4外伝-地獄の迷宮-―ドラゴンクエスト短編集 三条 陸 稲田 浩司

ダイの大冒険で有名な三条先生、稲田先生コンビの
ドラゴンクエストをテーマにした短編集です

タイトルの表題と「ドラクエI秘伝 竜王バリバリ隊」
の2本が乗っています

表題に関しては休載中(復帰するのか?)の冒険王ビイトのプロトタイプです
作者巻中コメントにもありましたが
ダイの大冒険にて書ききれなかったことを書いてあるとコメントしています
非常に面白く読み応えのある作品でした
内容に関して言えばダイの大冒険が好きであれば間違いないです
どちらかというと世界観を楽しむマンガです

同時収録の「ドラクエI秘伝 竜王バリバリ隊」も
上記と同じで非常におもしろいです
ただVジャンプの購買層をふやす目的で連載(?)されていたので
結構あっというまに終わってしまっています
地獄の迷宮と違いバトルがメインのマンガになります

両方ともダイのダイノ大冒険のテイストのまま
世界観、方向性を変えたものですので
ダイの大冒険好きは買って後悔はないでしょう