未来人サイジョー  いましろ たかし

50前後の漫画家のおっさんが2020年から1970年にタイムスリップして生き残るタイムスリップものの作品です。

おそらく作者の実体験をもとに描かれたようなリアルな情景のため、非常に世界観に引き込まれます。ストーリーも人の人情がかなりリアルに描かれているため、わかりやすく、予想外ながらも、予想通りの展開となっています。非常に素晴らしい作品ではありますが、絵がかなりいまいちで、ビジュアル上主要キャラクターにイケメン、美人がほとんど出てこないため、ヒットにはつながらないような作品でした。

作中でも、人気の伸び悩みの理由に絵柄の受けが悪いという話が出ていますが、それは作者自身のヒットに結びつかない自己反省としてうけとめました、この作品もラスト打ち切りになってしまっていますが、絵が世間受けする画風だったら、おそらくこの作品ももっと長く連載が続きもしかしたら、大ヒット作となったかもしれません「カイジ」や「ドラゴン桜」のような画力がなくてもヒットする作品もありますが、この作品は残念ながら結びつくことがありませんでしたが、おそらくいましろ先生の代表作品としての一本になるかと思います。

未来人サイジョー 2 首都青雲編 いましろ たかし

60代の老人が自分が生まれる前後の年にタイムスリップするという非常にレアなタイムスリップ物の第二巻です、

作者の年齢も考えると、本人の人生を元に作製されているでろうため、時代背景がリアルさをにじませ非常に世界観がリアルとなっています。現在の人気漫画を露骨にパクって先取を狙うが、そこまで大ヒットにさせず、ほどほどで終わらせるところが作者の小市民的な人柄を伺わせます。

この巻では、漫画という部分よりは性処理という部分に焦点があてられ、かっこいい出会いを求めるものも、結局ソープに落ち着かせるところがなんともリアルなダメ青春が描かれているとことろも好感が持てます。

こんなタイムスリップ物があってもいいじゃないかという作品です。

魔女の宅急便実写映画感想

昨日の投稿で読んだマンガ邦画プレゼン女子高生に記載があり気になったので早速FULUで見てみました
ネットの前評判を昔呼んだことがあり
結構評判が悪かったので期待していなかったのですが
かなり楽しむことができました
というより、特別叩く要素が見受けられなかったです

ネットで読んだよく叩かれていた要素としては
・CGがしょぼい
・ストーリーが違う
・世界観が違う
こちらが多く合ったように思います

そこに関してはいくつか反論がある

・CGがしょぼいに関しては
これを見た人達がどこまで期待していたのかと聞きたいのですが
邦画としては結構レベルが高めのCGでした
ハリーポッターのようなハリウッド映画と比べれば
レベルが高いとはいえないですが
この映画はもともとCG的なものでいうと
空を飛ぶシーンぐらいしかつかわれていないので
この水準であれば十分問題がないとおもった
冒頭の魔女の村も雰囲気が出ており
これ以上求める人は映画でなくて最新ゲームでもやってればいい

・ストーリーが違う
これをいっている人はおそらく宮崎駿監督の魔女の宅急便と比較しているのだろう
そもそもあれ自体にも別に原作の話しがあり
そちらはそちらでまた違ったものがある
あくまでこういったものの原作は素材であるので
そこを忠実に再現することを目指すよりは
2時間の映画の中でうまくまとまっているかどうかのほうが重要になっている
そこを重要視するとこの作品のメインテーマは
魔女キキの成長の物語なので
キキの成長という点で非常に良くまとまっている

・世界観が違う
もともとの魔女の宅急便は海外を舞台にしているが
この実写版の映画では日本の離島(小豆島)が舞台になっており
登場人物は基本日本人でやっており
世界感のイメージが離れているという人がいるが
これに関しては予算の制限もあり日本人が作成するということを考えれば
変に海外で無理やり撮影し予算配分を間違えて失敗するよりもの
あるものの中で配分してやっており
そこの落しどころとしていいバランスであったと思う
昭和の日本が舞台のようなノスタルジックな雰囲気で
魔女の宅急便の世界観としてうまくマッチしていたとおもっている

さてその上で私独自の感想として
上でも書いているように魔女の宅急便は
キキの成長物語なので主人公の演技力もあり
また限られえた予算と時間の中で非所によくまとまっており
優秀な作品であった
ただ、YURI演じるタカミカラというキャラクター
このキャラクター一番盛り上がるシーンで唐突に歌いだすのだが
流れが唐突すぎてついていけなかった・・・・

ますかれーど! 演出 矢ヶ崎 一樹

先日見ました演劇のレビューです
既に全後援日程を終えてますのでネタバレありの内容にしております。

先に書いておきますが今回は定価でチケットも買っていますから
言いたいほうだい書いていますので
関係者の方で読んで、傷ついても一切責任を負いません
読まれる方はそのことを前提に読んでください。

 

ちなみに見たのはBキャストです

 

 

 

 

 

忠告しましたよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はっきりいうと脚本、演出がかなり悪かった

まずストーリーが成果の出ていない庶務課が
起死回生のイベントを開くことになるという出だし

庶務課は事務をやる部門だから
一般的に明確な成果なんて出ないし
庶務課がアイドルイベントをやって成果をだしたところで何の評価にもならない
いくらフィクションといっても前提がひどすぎる
その所為で世界観に入り込むまで時間がかかった

庶務課には、ガンダムオタク、昆虫オタク、爬虫類オタク、特撮オタク、コスプレオタク
そしてアイドルオタクの6人で構成され、それぞれいいキャラクターを出していた
冒頭のキャラクター紹介でうまく入り込むことができた

キャラクター紹介が終わったところで早速アイドルイベントを開催すべく
みなががんばるというシーンだが音楽だけで
具体的に台詞なしで小道具に書かれた後何日という文字を見せ
日数の進行見せるという演出
方向性だけは非常にいい見せ方だが
時間配分、各役者の動かし方が下手すぎて
さっぱり伝わってこない・・・・・
アイディアがいいだけに残念だった

開催1日前から普通のシーンに戻る
1日前にしてアイドルと連絡が付かないことが判明し急遽替え玉を立てることになる
替え玉は社員の一人で、それまで全くしゃべらず顔を隠している特撮オタク
そして顔を出すと美人という鉄板の流れ
ここは安定の運びでアイドルの練習をを行い
なんとか本番の日を迎える

当日を迎えたところで、なんと本人が急遽来てしまう
ここから前半までほとんどキャラクターが語られなかった
アイドルが急に主人公のように話の中心になる
アイドルがドタキャンしようとした理由を話し
そしてアイドルの過去について急に語りだし主人公扱いで
ドンドン話しが進んでいくが
アイドルのキャラクターがメチャクチャでまったく共感をすることができない
そもそも、アイドルの名前がノウメンレナと能年 玲奈をぱろった名前なのだが
そのネーミングに関しては一切生かされない
演劇やドラマというのは名前にもキャラクター性を出すべきだと思う
かっこいいキャラにはかっこいい名前、
おかしな人にはおかしな名前
モブには目立たない名前
折角ここまでいいキャラクターで攻めてきたのに
ここで一挙にひっくり返される

そしてアイドルのステージが始まるのだが
ここで唐突にこの舞台のテーマ
マスカレード(仮面舞踏会)について語りだす
人は誰でも仮面をつけているという話なのだが
もっていき方が雑すぎてさっぱり感動しない
そして折角のライブも中途半端に歌を流しておしまい
この舞台の流れであれば一曲ちゃんとやるべきではないかと

ライブが終わり後日談
ヒロインの特撮オタクが好きな昆虫オタクに一歩踏み出せそうで
踏み出せずにがっかりして終了
ラストは予定調和で終わり締めとしては良かったと思う

細かいところでいうと暗転の使い方が意味がわからなかった
特に大きく場面が変わる場所以外でも使っており「ん?」と何回かなった

コネタを結構はさんであったのだがどれも中途半端
みんなわかるでしょうと言わんばかりに丸なげで
ほとんど説明なしもしくはかじるだけで
誰をターゲットにしているか不明
一番ひどかったのは古畑任三郎
まねるようでまねず、台詞回しを寄せるわけではなかった
あれなら何もしないほうがましというレベルだった

さてここで各役者さんに批評に移りますが
その前に一点として、演技力は全員非常に高かった
この規模の劇団だと、ただ叫んでるだけで演技といえないようなレベルが多いのだが
この劇に関しては全員がレベルの高い演技をしてくれた
なので上に脚本をボロボロに書いたが
劇全体の感想としては非常に楽しめた
その上で各役者の批評について

まず主人公、西村 賢さん演じる昆虫オタク
本当にうまく演じれていた、脚本的にもちゃんとキャラが固定しており
ケチのつけようがないレベル100点満点で90点台の演技だった

続いてヒロイン工藤 夕輝さん演じる特撮オタク
こちらも非常に高い演技力、前半部分の声を出さない演技もうまくできていたが
これは脚本、演出にかかわる部分か本人の演技力かはわからないが
後半しゃべるようになってからは前半の特撮オタクで声を出すのも恥ずかしい設定が全くなくなってしまっていた
難しいのは承知の上だがそこを踏まえた上での演技が見たかった

ある意味もう一人の主人公田辺 渚さん演じるアイドルのノウメンレナ
この人に関しては一定以上の演技力があると思うのだが
脚本上キャラクター自体が非常に悪く判断がつかないところだ
しかも途中何理由もなく舞台に来て顔を出したり(全く説明がないので演出かも不明)
本当に脚本が悪いとしか言いようがない、キャストが交代性なのだが
時間ががあれば彼女ヒロインの日も見てみたかった

演出、監督の矢ヶ崎 一樹さん演じるゴショガワラ
安定した演技力があったが特出する点もないので特筆することはなし

常に劇を引っ張る役にあった下地 省吾さん演じるミツルギ
このキャラクターは終始舞台を引っ張るポジションで
かつ感情の起伏が激しいシーンも多いため演じるのが非常に困難であったと思うが
非常に高いればるで演じきっていた
MVPが在ればおそらく下地さんに送られべきものであろう
ただ、残念だったのが彼は本業がお笑い芸人らしいのだが
前説の部分のフリートークや笑いのシーンにおいては
他の方と比べても笑いが薄かった
ツイッターで矢ヶ崎にこっちの世界に来ればいいのにと書かれていただが
私からも見てもお笑いのセンスより役者としての才能のほうがあるように見られた・・・・
おそらく台本どおりにやるコントで力を発揮できると思うので
良い相方とめぐり合うことを祈っている

土井 竜太さん演じるガンダムオタク
他の方同様に高い演技力をもっており
かつすごいと思ったのが非常に間の取り方がうまいかった
キャラクター的出番が少なかったが
まちがいなく高い演技力が伝わった
ただ、誰のせいかはわからないが舞台の上で本物のスプレーを拭くのは頭がおかしい
ただでさえ狭いステージなのにちょっとは考えるべきだ

Яiekoさん演じるコスプレオタク
このキャラクターはこの舞台でほとんどいない突っ込み約
本業はミュージシャンらしいが、高いレベルで演じきっていた
いきさつはしらないが、折角なら音楽的なシーン与えても良かったと思う
おそらくもっと力を持っていたであろうに残念

最後に土井 竜太さん演じる爬虫類オタク
彼はこの舞台が始めての舞台とのことで
はっきりいって出演者の中で一番演技力がひくかった・・・・
とはいっても一般的に見ればレベルは低いほうではなった
これからが楽しみな新人でした

チケットは3,200円だったが
はっきりいって劇自体には3,200円の価値がないと思ったが
出演者全員への未来への投資も含めれば
納得の内容であったと思う
みんなの未来に幸あれ

 

モテ虫王者カブトキング 尾玉 なみえ

尾玉先生のいつものギャグマンガです

ストーリーはほとんどタイトルのままで
もてたいカブトムシの主人公が必死にがんばる話です

キャラと雰囲気はいつもの尾玉作品ですので
好きな人であればお勧めできます

打ち切りクイーンの名に恥じぬ見事に2巻で打ち切りです

この作品の一番の見所は最終回です
唐突に作者が変な男について熱く語ります
変な男にだまされたのか、それとも周りのメンヘラがよくひっかかるタイプを書いたのか
謎の最終回です。

まほおつかいミミッチ 松田 洋子

松田先生のギャグマンガです

ストーリーは魔法をつあける幼稚園児みみっちの日常ギャグです

結構デビューしてからまがない作品なので
あまりお勧めできない作品です。

松田先生独自の毒はちょっとあるのですが
現在の作品と比べると大分薄いです・・・・

すごいファンならkindle版もあるので是非一読を

魔法少女サイト 佐藤健太郎

いじめられっこの少女、朝霧があることをきっかけに魔法のステッキを手にし魔法少女となり
他の魔法少女とステッキを奪い合うバトルロイヤルを行っていく魔法少女アクションです

以前にあつかった魔法少女オブジエンドと同じ作者で作風は近くなっております。
グロと魔法少女が好きな方は一読の価値ありです。

Championタップ!にて掲載中ですので気になる方はただ読みしてみてください。

マンホール 筒井 哲也

リセット、予告犯で取り扱った筒井先生の作品です。

突然街中に現れた全裸の男
その全裸の男は過去性犯罪を犯しており
なぜ再度そのような行為に及んだのかの謎に迫っていきます

犯罪の罪と罰をテーマに、大きな犯罪の謎を
新米婦警とベテラン警官のでこぼこコンビが事件解決にあたります。

筒井先生好きは迷わず買いでいい作品です。

めだかボックス 暁月あきら

少年マンガの代表としてよく名前があがるジャンプですが
その中で最強のマンガはなんでしょうか

べたにドラゴンボール、現在一番人気のワンピース
歴史的長寿マンガこち亀、スポーツでSLUMDUNK、恋愛で電影少女
ヤンキーもので、ろくでなしブルース、歴史もので花の慶治
他にも人気有名作品、北斗の拳、CITYHUNTER、BLEACH、NARUTOと色々ありますが
そいったものはすべてNOです

その最強のマンガこそ今回扱う「めだかボックス」です
原作は作家の西尾維新さんで
ストーリー自体は箱庭学園という高校で生徒会長に就任した
スーパー女子高生黒神めだかちゃんが学園のトラブルを解決する1話完結型の話から
バトルもの→インフレバトルもの→能力バトルものへと変わっていく
大雑把に話せばよくありがちなジャンプマンガとなります。

ではこのマンガがなぜジャンプ最強かというと
マンガの展開が基本ジャンプマンガというよりマンガの基本設定を
理解したうえでそれを裏切ったり、それを知った上で展開を踏んでいる点です

倒した敵役が後ほど仲間になる
ラスボスは圧倒的に強いが主人公が奇跡がかさなり敵に勝つ
たまたまあった人が運命的な人だった
バトルで勝てばとりあえず、他の問題も解決していく

こういったある程度マンガを読みなれている人であれば
ぱっと出てくるような展開を踏んだ上で熱い展開が用意されています
よくあるマンガでは、ベタな展開をふむか、ベタを避けるあまりつまらない展開なる
ベタを馬鹿にしてなんか変な方向にいっているマンガ
それをすべて凌駕するマンガです

ジャンプマンガ好きは必ず読むべし

ミトコン まん○画太郎

近年の画太郎先生にしてはめずらしくコピー繰り返しがない作品です。
物語はある国の女王マゴコンドリアの冒険の物語なのですが
コピーネタもなくかなりエロく読み応え満天の作品ですが
残念ながら打ち切りで最後まで話を読むことが出来ないため
あまり買うことはお勧めできない作品です。

マジンサーガ 永井豪

マジンと名前がついているところと表紙から想像がつくかと思いますが
マジンガーZとの関連作品です。

関連作品と書きましたが作品のテイストはまったくマジンガーではありません
どちらかというとデビルマンテイストの作品です

ちょこちょこと設定はマジンガーのものが出ますが
マジンガー手好きな人よりデビルマン好きにお勧めの作品です。

永井作品らしくラストはすっきりしませんので
そういった作品が嫌いな方はお勧めできません
永井先生はマジンガー系はちゃんんと完成させる気はないのでしょうか・・・・・・

 

 

マジンガーZ 永井豪

もはや知らない人はいないであろうロボット
マジンガーゼットの原作漫画です
現在でもリメイクやスパロボなどにでていているため
いろいろと目に触れる機会が多いのですが
原作は結構ひどいです

何がひどいかというと基本は絵です
永井先生のかなり初期の作品ということもあってかなり荒削りな状態です。

また連載当時はデビルマンと同時に連載していたため
作者自身がデビルマンに力をいれたかったため
マジンガーZにかんしてはあまり力を入れておらず
基本はアニメメインになってしまったとのことです。

大好きな方だけ一度読むことをお勧めしますが
ほどほどの方は余り手を出すことをお勧めしません

魔法少女俺 毛魂一直線

魔法少女をテーマにしたギャグマンガです

かなりばかばかしく、非常にお勧めのギャグ漫画です

一応話しの流れとしては普通の魔法少女の展開です

シモネタもかなり多いのでお子さんにはおすすめできません

南くんの恋人 内田春菊

過去何度もドラマ化した作品の原作漫画です

説明するまでもないですが主人公の恋人がある日小さくなってしまい
小さくなった恋人とする同居作するラブコメです

正直ってドラマのほうが面白いです
見るならドラマにしましょう

参考までにちょっとしたコネタとして
この作者が今は亡きでんこちゃんの作者でもあります。

ミュージアム 巴亮介

猟奇殺人犯とその犯人を追う刑事の話です

猟奇殺人と書きましたが、かなりグロテスクな殺し方がされています。
若干表現が濁されていますがそれでもグロイのでそういうのが苦手な方ははずしたほうがいいです

話しとしては3巻でうまくまとまって完結されております
お勧めの作品です

最終巻には3話のショートで
「僕らは親友と言う体で」
という作品が載っております
卒業旅行でのトラブルを書いた作品です。
青春モノではありません
そちらも面白くお勧めです