イチゴーキ!操縦中 林聖二

色々ありまして2年ぶりのアップです。

地元がジャパンを書いた林先生の、ギャグマンガです。
主人公がとある事故でロボットに勝手に改造され、日常を送るドタバタコメディです。
よくあるパターンのギャグマンガですね。
残念ながらこの作品は、わずかで二巻で打ち切りという悲しい作品です。

この漫画で一番の注目点は、学園ギャグマンガというありきたりな設定です。
学園マンガというのは、時の流れや、設定などをどのように決めるのかがどなたも丁寧にやっているケースが多いです。例えばきっちりシーズンネタをやったり、実際の時の流れと違っても、ちゃんと順番にやったり、1年を何回もグルグル回していたり、「それでも町は廻っている」という作品のように、掲載順番はめちゃくちゃだが、実際にちゃんと詳細な時が刻まれていたりと、様々な手法があるのが特徴ですが、

おそらく打ち切りが決まったか、リーチがかかったであろう、11話から展開がとにかくめちゃくちゃになる。ブッコワレギャグマンガにふさわしい無茶苦茶っぷりだ。
ギャグマンガ好きの人は、最終巻の2巻だけでも是非見ていただきたい。


エデンの檻 山田恵庸

本日はマンガのレビューです。

対象の作品はマガジンにて2008年から5年程度連載をしていた
エデンの檻というサバイバルマンガです。

簡単にストーリーを説明すると
修学旅行の帰りの飛行機に乗っていた高校生を中心にした乗客が
飛行機事故で遭難をし、謎の無人島でサバイバルをしていく。
火お越し、食料調達、水の調達といった単純なサバイバル要素は少なく
それよりも謎の島にでてくる、絶滅動物とのバトルと
島に置ける謎解きがストーリーの中心になっています。

作品のできは非常にいいです、格キャラクターも魅力的
絵は若干軽いですが安定しており見やすいです。
特にこのマンガが優秀なのは島の謎を解く複線がバランスよく配置されており
島を色々探索していく中で20巻も続くのに大きい雰囲気はぶれずに最後までいってくれます。

ここから先の感想はネタバレとなりますので自己責任で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このマンガを私は高く評価しています
一番の評価ポイントはラストのまとめ方です
これは世間的には賛否両論あるようですが
本当にいいラストとなっています。

ストーリー上メインの謎、
何故謎の島に漂流したのか
島の絶滅動物は何故いるのか
一体誰が仕組んだことなのか
マンガ上ではこの三つの謎は1つしか解き明かされません
また、1巻から多くの複線がありましたが、多くの複線は改修されずじまいでした
優秀なマンガは読んでいるときだけでなく
読み終わった後にいかに想像できるかが鍵になるかと思います。
その読者の想像力をうまく思い起こさせるラストでした

ラストのストーリーを簡単に説明すると
主人公達の遭難した飛行機は実は周りから一切発見されず
残された家族は絶望のふちにたたされます
その絶望の中、弔いをかねて主人公達のお墓代わりに
主人公達が失踪したポイントに人口島を作成し
遺伝子操作した生き物達を放ちました
その島の未来に主人公たちは存在していました。
その真実に築いた主人公たちはその真実を知った上で島からの脱出を試みるところで終わります。

主人公はタイムスリップして未来にいったのか
それとも技術によるクローンだったのか
島は荒廃していいたが、何故荒廃していたのか
世界はどうなってしまっていたのか
そこらへんの謎は一切解き明かしません

考察サイトも何個も発見されるぐらい皆想像力をかきたられるラストでした
ここまで読んだ方はあえてこの後新規で買うことはないかと思いますがお勧めの一冊です。

 

 

 

 

アイリウム 小出もと貴

本日はマンガのレビューです

簡単にストーリーを説明すると
アイリウムという1粒のむと1日の記憶をなくす薬に関するオムニバス形式の物語です。
おもしろいのはこの薬を飲むと過去の記憶ではなく
未来の記憶、これから起きる1日を消すという効果で
本人からすると1粒のむと急に明日になってしまうという状態になります。

最初にこのマンガを読んだときにはピントきませんでしたが
何度か読むごとに心理が理解できてくるようになり
なんとも奥深い作品です
おそらく辛いことがあった人が読むとより楽しめる作品になっているかと思います。

最終話だけ蛇足のような作品です

 

ARMS 皆川 亮二

皆川先生の代表作であるアクション大作です

今で言うところの異能力バトル物なのですが
この作品がそこらへんの作品と大きく違うのは
基本的にこの作品では異能力に否定的なところです
主人公たちは得た能力に振り回され能力を解放したことによって
大きな後悔をすることになります
もちろん異能力バトルものなので
その力を使った戦いもよく行いますが
異能力だけに頼るのこと避けます

ラスト企画のバトルでは異能力が封じられてしまいますが
主人公たちはそのハンデをものともしません

このマンガの名言「力がほしいか、くれてやる」
という台詞改めて力とは何かを考える作品です

アウターゾーン リ:ビジテッド 光原 伸

ジャンプでホラーの一時代を築いた作品のリメイクとなります。

基本的には前作のアウターゾーン同様
オムニバス形式の一話完結型ホラーマンガとなります。

動くリカちゃん人形、黒妖精等少年達に様々なトラウマを植えつけましたが
この作品だいたいの話がもとになった話があり
子供であればモトの話も知らないのでよかったのですが
大人になってから見るとほとんど有名な話ばかりで
あまり優秀な作品とは言いがたいです
そもそもストーリーテラーの名前が映画ミザリーからきています

近作はよくいえば前作の雰囲気をかもしだした作品ですが
悪く言えば前作から10年以上たっているのにもかかわらず進歩がありません

前作ファンの方も思い出のままとっていたほうがいいかもしれません

AMONデビルマン黙示録 衣谷 遊

デビルマンの他作家におけるスピンオフです
正直他作家によるスピンオフはあまりお勧めできないものが多いのですが
この作品はその中ではあたりの部類に入るかと思います。

作品は大きく2部構成になっており
悪魔シレーヌの過去話
原作のミキが死んでからデビルマン軍団結成までのミッシングリンクです

この作品は完成度が高いため説明に非常に困ります
正直ファンなら買いの一手です
逆にファンでないなら買ってもわけわからないのでやめましょう

相羽奈美の犬 松田洋子

松田洋子先生のマンガです
ストーリーは主人公相羽奈美のストーカーである男性が事故に会うところから始まります
気が付けばタイトルどおりの相羽奈美の犬に生まれ変わります。
そこから奇妙な共同生活が始まっていきます

ストーリー自体はありきたりなものですが
松田先生独自の魅力、というより欲望にまみれた汚い人間模様があふれています
人間の汚い部分を見たい人にはお勧めの作品です。

赤い文化住宅の初子 松田洋子

ママゴトの松田先生による短編集のような作品です

赤い文化住宅の初子

映画にもなった広島の若者の青春グラフィティです
非常に評価に難しい作品です
読んでもらうしか判断付かないでしょう

PAINT IT BLUE

松田先生の作品では唯一になる男性が主人公の作品となります。
内容は同じく広島を舞台にした若者の青春グラフィティです
こちらも評価は難しくよんでいただくしかない作品です。

大斬 西尾維新

メダカボックスの西尾維新先生による複数の漫画家による短編集です
どれも珠玉の一作でお勧めの短編集となります。

娘入り箱 暁月あきら

メダカボックスのコンビによる一作
ある日道端に箱に捨てられた少女でであった不良の話です
予想の付かない展開にい人ばかりの登場人物
心あったまる話です。

RKD-EK9 小畑健

デスノートの小畑先生の作品
天国が証明された社会、天国に行くってどういうこと?という不思議な作品

「何までなら殺せる?」 池田晃久

禁じられた遊びのような作品です。

ハンガーストライキ! 福島鉄平

さむらいうさぎの福島先生の作品
強化されたスーツを着て戦う少女達彼女達の目指すものは
キャラクターが非常に魅力的な一作です。

恋ある道具屋 山川あいじ

アウターゾーンのような作品です
魔法のアイテムの使い方は・・・・・

オフサイドを教えて 中山敦支

オフサイドのルールについて考える少女の作品です

どうしても叶えたいたったひとつの願いと割とそうでもない99の願い 中村光

聖お兄さんの中村先生の作品です
何でも願い事を叶える大会に優勝した主人公の願いを叶えるにあたるまでの物語
非常に主人公の気持ちがよくわかります

僕らは雑には学ばない 河下水希

いちご100%の河下先生の作品です
この中では一番つまらないかも・・・・

友達以内同盟

二人の少女の日常物語
なんともいえないテンポです。

 

阿呆にも歴史がありますの 長崎ライチ

ふうらい姉妹の長崎先生による短編集です
ふうらい姉妹で人気が出たためデビュー前の作品を
寄せ集めた短編集ですので
一部読むに耐えないものもあります
面白い作品も入っていますが、ファン以外はお勧めできません。

・おもちゃの学校
奇人ばっかりのクラスに転校してしまった話

・ボッちゃま
ボンボンの日常

・紙一重りんちゃん
紙一重なりんちゃんの四コママンガ

・森の女神ちゃま
森の女神の四コママンガ

・そそうえくん
ねじが3本ぐらいぬけているサラリーマンそそうえくんの日常四コマ

・面接怖い!!
面接を受けた2人の駄目人間の話
現実であればどちらも受からないですが
この作者は社会に対してトラウマがあるようです

・台所で夜人形が
動きだした人形の話

・宇宙人の店
意味がわからんです

・神様とお子
神様がある少年の願いをかなえます
ちょっと悲しいお話

・筆おろし望先生
書道家とアナウンサーの謎四コマ、結構笑えます

今際の国のアリス 麻生羽呂

麻生先生によるデスゲームものの作品となります。

主人公アリスがある日突然謎の世界「今際の国」にワープします。
その世界は荒廃した日本でまるで未来の日本のような世界
そこで生き延びるには命を懸けたデスゲームに挑み続けなければいけず
主人公たちは様々なデスゲームにいどんでいきます。

このマンガで特に面白い点は
ゲームが4種類に分かれている点です
通常のデスゲーム物だと主人公が何かに優れていて
その強さを生かせるゲームが多く出てくるのですが
このマンガでは
肉体主体のゲーム、頭脳主体のゲーム
心理戦主体のゲーム、チームワーク主体のゲーム
と一本調子にならずあきがきません
かつ場面に合わせてキャラクターも多数出てくるので
長期連載ですが最後まであきがこずに楽しむことができます。

ちなみにこのマンガですが最終回でちゃんと「今際の国」の謎が解けます
この手のマンガですと最後うやむやで終わるラストが多いですが
ラストに「今際の国」がはっきり何であるかの説明があります。

最後にちゃんと説明があるのがいいことか悪いことかはわかりませんが
そういったのが好きな人にお勧めです

 

暗殺教室 松井優征

映画、アニメなどにもなっている松井先生の人気作品です

ストーリーを知らない方はほとんどいないと思いますが一応書きますと
謎の生物によって地球破壊の危機に陥るが
その生物から椚ヶ丘中学校の3年E組の生徒に限り
暗殺のチャンスを与えます
生徒と謎の教師による暗殺教室による1年を
青春コメディにて描かれています

非常にインパクトのあるストーリー、インパクトのあるキャラクター
それがうまくかみ合って非常に優れた作品となっています。
ジャンプ作品にしては珍しく
無駄な引き伸ばしがなく
ストーリーにも無駄なくクライマックスまでつながっていきます

巻数は多いですが読む価値ありの作品です

ヴァン・ヘルシング Darkness Blood 行徒

以前に扱った学園革命伝ミツルギの行徒先生にとるギャグマンガです。

タイトルどおり主人公は伝説の吸血鬼ハンター、ヴァンヘルシング
一般的にこのテーマであればアクション作品となるのですが
この作品は先に書いたようにギャグマンガです。

このマンガの一番の魅力は主人公がとにかく頭がおかしいことです
吸血鬼を倒すのに意味不明なトークでひたすら惑わす
敵だけかと思えば見方も、依頼主も全て惑わす。

ちなみにこの作品「となりのヤングジャンプ」でただで読めるので
お金をはらう必要はありませんので是非一読を

俺物語!! アルコ

ドラマ、映画、アニメになった少女マンガ作品です

この作品ですが一般的な少女マンガと大きく異なるのが
主人公とヒロインが付き合ってから物語が始まります
一般的には少女マンガは付き合うまでが物語のメインである作品が多い中
付き合ってから物語が始まります
その展開ではあまり面白くないのではと思う人もいるかもしれませんが
この作品の最大の魅力は主人公とヒロインのキャラクターにあります。

主所マンガでは珍しいイケメンではないパワー系の熱血主人公
他の作品であれば物語の踏み台にされるキャラクターですが
この作品では主人公の熱が全て認められます

ヒロインに関してはあまり変わったキャラクターでは在りませんが
熱血系主人公にふさわしい大和ナデシコキャラです。

男性も女性も楽しめるお勧めの一作です
関数も12巻とだれてきたかと思える程ほどで終わっています。

ありゴケ 漆原ミチ

旦那が死んでいないのにもかかわらず旦那がいない既婚女性
通称「ありゴケ」の主人公が
主人に代わって便利屋を営む物語です

絵、キャラ、ストーリーともにかなり荒い出来なので
あまりお勧めはできません。