キン肉マン

本日はマンガのレビューではありません。
マンガをあまり読まない人でも名前ぐらいは聞いたことがあるともいます。
80年代に大流行し現在でもその続編が連載を続けており
幅広く愛されているマンガとなります。
私も非常に大好きで今でも愛読しています。
なぜこんなにキン肉マンが愛されているか
様々な理由がありますが
その一番はキン肉マン自身のキャラクターだと私は考えます。

当時流行していた漫画、北斗の拳、DORAGONBOLL
銀牙、魁!!男塾、聖闘士星矢等
どれも主人公は強く、勇気があり、愛されるみんなのヒーローでした
そんな中でキン肉マンは弱く、臆病でみんなから嫌われていた落ちこぼれでした
皆強いものにあこがれる気持ちはありますが
そんなに強い人ばかりではありません
むしろマンガを読んでいた多くの人は
弱く臆病で人気もないそんなキン肉マンであったと思います
そんなキン肉マンが友達のためにがんばって強くなっていく
そして強くなっても臆病な気持ちは消えず
弱いけれどもがんばっていく、そんなキャラクターを見ていて
自然と応援して逆に現実の自分も応援してもらえる
そんなところがこの作品が今でも愛されている理由なのだと思います

私も弱い少年からおっさんになりましたが
弱い気持ちは今でも残っています
それでもキン肉マンのようなヒーロー追いかけて今日もがんばっています。

 

ガゴゼ アントンシク

マンガのレビューです
ストーリーはガゴゼという化け物の親玉が
敵の罠にはまり力を失い途方にくれる物語です。
ジャンルとしては妖怪モノといえばいいのでしょうか
ぱっとストーリーを書きましたが
ストーリーを仮に全部書いたとしても
作品の魅力を伝えることができません

他作品のレビューではキャラがいいとか、ストーリーがいいとか
絵がうまいとか色々具体的に書いていますが
この作品でいえば雰囲気だけです

キャラクターの内面もうまく書ききれていない
絵も荒い、ストーリーも色々複線を回収できずにめちゃくちゃです

ただなんとも言えない雰囲気があり
最後までついつい読んでしまい
何も思い出せないけど何か忘れられない作品です。

高台家の人々 森本 梢子

ごくせん、でかわんこ等の実写化作品を多数書かれている森本先生のラブコメ作品です
当然のようにこの作品も映画化しております。

ストーリーは平凡なOLの主人公が
イケメン、金持ち、天才と付き合って行く話しで
女子マンガのテンプレートのような黄金率作品です。
この作品独自の方向性としては
そのイケメンが人の心を読める
かついやでも人嗜好が頭に入ってきてしまう一族の生まれなのです

キャラクターはどれも魅力的で非常にお勧めの作品です

ちなみのこの作品全6巻で5巻で主人公が結婚するのですが
6巻はかなり蛇足です・・・・・

巨悪学園 永沢うどん

長沢 克泰先生とやきうどんのうどん先生によるギャグマンガです

舞台はこの世の悪が集まっている謎の学園
あるエージェントが潜入捜査するところから物が立ちは始まります
でてくるキャラクター達はみな高校生
15~18歳のはずなのですがまったく見えない見た目の悪党達
圧倒的スケールの悪党達
悪を暴きにきたはずの主人公は生き延びるだけで精一杯
長沢 克泰先生のシリアルな画風と
うどん先生によるダイナミックな世界感
相当お勧めのギャグマンガです

ただ、残念ながらこの作品を最後にうどん先生は
マンガ界から足を洗ってしまっているようです
非常に残念ですが最後の作品になる可能性が高いです
お勧めの作品です。

薫の秘話 松田 洋子

天才松田洋子先生によるニートを題材にしたギャグマンガです

主人公はタイトルどおりの薫という名前で
40代、無職、童貞というヤクマン休の男
その境遇にいたったのも何か同情する利用ガあるわけでもなく
ただただ、クズがクズらしく生きて回りに迷惑をかけ続ける・・・

そんなどうしようもない話なのになぜか笑えるコミカルな展開
ギャグマンガなので特になにか展開があるわけではなく
ただただ最後までどうしようもないくずっぷりを続ける
この作品2000年の作品ですがどの時代もニートっているんですね

キューティーハニー対デビルマンレディー 永井豪&ダイナミックプロ

名作キューティーハニーとデビルマンレディーのコラボ作品です

ストーリーはとくあるコラボ作品と同じで敵を追いかけていたら
同じ事件でからみあってちょっと小競り合いの後に
お互い協力しあうやつです

ファンだったら買いですがそれ以外の人はそんなに面白いものでもありません

肉萬 ゆでたまご

ゆでたまご先生によるキン肉マン29周年の記念本です

キン肉マンの歴史、談の芸能人のコメント、漫画家の応募超人がのっていたりと
ファンしか興味のない一冊です。

メインはウォーズマンの若い頃の短編と
キン肉マンの結婚式の短編だけがメインなのですが
現在ではどちらもキン肉マン37巻にのっているので
価値はほぼ皆無です。

一応短編の感想を

ウォーズマンビギンズ

ウォーズマン誕生秘話です。
出生からロビンマスクの弟子になるまでが描かれています。
ウォーズマンファンにお勧めの一本です。

キン肉マンの結婚式の巻

タイトルの結婚式はそんなになく
メインとしてはキン肉マンが大王になる前に
正義超人のメインメンバーとお別れ会を行う話です。
ブロッケンジュニアVSキン肉マンが読めるのはここだけです。

神さまの言うとおり 藤村緋二

映画化もした有名作品です。

突然教室で始まるデスゲーム
優勝報酬は神になることができるという設定で
世界中の高校生が神の試練に強制的に挑まされます

以前に今際の国アリスでも話しましたが
デスゲームものはゲームの方向性が様々あり
この作品では主に肉体系のデスゲームが取り扱われています
ですので、基本的に強敵は筋力のある人間という
かなりマッチョな展開で進んでいきますが
この作品の魅力はゲームのビジュアルが非常に独創的であること
だるま、鬼、小便小僧、妖怪軍団と不思議な世界観が売りです。

また、もう一点売りになっているのは各キャラクターです
デスゲームものには珍しく頭を使う競技少ないために
インテリ系のキャラクターがほとんどおらず
熱血系のキャラクターが非常に多いです
この今までのデスゲームと一線画した世界観が
非常に大きなブームになったのでは思います

ちなみにこの作品5巻で一回完結し
神さまの言うとおり弐という形で仕切りなおしされています
大人の都合による仕切りなおしですので
気にせず連続して読むことがお勧めです

黒博物館ゴーストアンドレディ 藤田和日郎

うしおととら、からくりサーカスなどで有名な藤田先生による
黒博物館シリーズの作品です

ストーリーは実際に存在するクリミア戦争でみつかった
銃弾同士がぶつかりつぶれた銃弾を博物館でみることから始まります。
この銃弾はなぜできたのかという思い出話を紐解いていくと
これもまた実在の人物ナイチンゲールがでてきます
そのナイチンゲールにとりついた幽霊その二人(?)の物語
タイトルどおりゴーストアンドレディとなるのです

話としては非常に面白いのですが
この作者の特徴で女性のプロポーションが
全てマネキンのようなスタイルをしており
かつ主要女性がし少年漫画にでてくる女性ばかりですので
少年マンガが苦手な方は避けたほうが無難です

告白~コンフェッション~  かわぐちかいじ

原作がカイジやアカギで有名な福本先生によるサスペンス物です

ストーリーは雪山で遭難した2人の男性
一人の男が氏を覚悟し過去の告白を始める
だがその後助かる兆しが見えてきて
男は告白のこと後悔する

二人の男性による心理のシーソーゲームが楽しめる作品です
冊数も1巻で完結しておりさっと楽しめる一品です

ある程度オチは読みやすい内容になるので
ある意味安心して読むことができます。

機動戦士ガンダム ムーンクライシス 松浦まさふみ

宇宙世紀シリーズの漫画オリジナルガンダムです。

舞台は宇宙世紀99年で逆襲のシャアの後の話で
月でのクーデーターがおきます

はっきりいってガンダムのマンガなのに絵が下手すぎてかなりつまらないです。
まったくお勧めできない話となります。
唯一の見所としてはカミーユがグラナダで医者として出てくるシーンのみです。

一応その他初代ガンダム、Gガンダムの短編などが乗っていますが
どれも読むに耐えないできばえです。
よっぽどのガンダム好き以外は絶対に買うのはやめましょう。

GUN BLAZE WEST 和月伸宏

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-の和月先生による西部活劇マンガです
とにかくデビュー作のるろうに剣心と比較されやすいマンガです

るろけんの侍ものにたいして真逆のガンマンもの
影のある主人公に対して元気一杯のキャラクター
最初から強い主人公に対して努力成長型の主人公
そして長期連載にたいして3巻打ち切り・・・・・

前作の期待と連載までの準備不足がたたり評価はあまりよくありませんが
私は非常にお勧めの一作です。
キャラクターも非常に魅力的で設定も面白かったのですが
努力成長型の主人公のため初期のバトルが非常に地味で盛り上げにかけてしまっておりました
ようやくバトル設定が出来つつあるところで
そのまま打ち切りとなってしまいました
もう少しチャンスがあればもっと名作になったと思います。

ちなみに武装錬金のマスターバロンはこの作品が初出です。

原始乙女と神の塔 シオミヤイルカ

原始時代を舞台にした少女たちの短編集です。
設定は原始時代で願いをかねてくれるという神の塔を目指す少女たちの物語です。

絵もうまく、各少女たちのキャラクターも非常に立っており
設定も請っていて非常に楽しめる作品です。

もっと続いてほしい作品です

銀行渉外担当竹中治夫 こしのりょう

タイトルの通り銀行渉外担当を漫画化したものです。
半沢直樹、花咲舞が黙ってないなどの銀行ドラマのブームに乗っかった作品です。
正直絵も微妙ですし、話も微妙ですしほとんどお勧めできません。

ゴールデンカムイ 野田サトル

北海道を舞台にしたサバイバルアクションマンガです。

リアルなサバイバルものでなかなか楽しめる漫画ではあるのですが、
ディープな設定であるにもかかわらず
キャラクターが非常に弱くもったいないマンガです。

この漫画ガスゴイにも選ばれているのですが
私はお勧めできないマンガです。